股関節脱臼とは、股関節を形成している大腿骨の「大腿骨頭」が、はまり込んでいる骨盤の関節(寛骨臼)から脱臼しやすい状態になっていることをいいます。
2番の方の矢印の先が、骨盤の関節窩(かんせつか)といい、骨盤の骨に空洞があり、そこに大腿骨の骨頭がはまり込んで「股関節」を形成して、歩くという行為が出来るのですが、股関節が傷んでくると、骨盤と骨頭の隙間が減ってきます。
実は、骨頭も関節窩も骨の周りは軟骨ですから、レントゲンには映らないので、2番の写真は矢印の先に隙間が出来ています。
この方は、時々股関節に痛みが出る方ですが、骨盤の歪みを正すと痛みが消える方で、股関節の骨に問題ありません。
1番の方の矢印の先は空洞が少なくなっていますから、軟骨がすり減っている状態で、歩くのに股関節に痛みが出ている方です。
骨盤を正すと痛みは軽減が出来ますが、完全には消えません。
つまり、骨盤を正すことがなく整骨院や整形外科で長年手当を受けてきた結果、また「様子をみましょう」と言われている間に軟骨が擦り減ってきたのです。
これ以上軟骨が減り、痛みが取れなくなると「人工関節」の手術を選択する方もいますが、手術を選択する状態にならないように、早めに骨盤の歪みを正す施術を継続することをお勧めします。
股関節脱臼は、骨盤内「仙腸関節」がズレる事から起こる症状ですが、骨盤の構造上女性に多く発症しますから、股関節に痛みがでたら、早く骨盤を正す事が必要です。
手当が遅くなると、骨盤のゆがみが、骨盤周辺の筋肉を固くして「こじれてしまう」
と治るのに手遅れとなります。また、前兆としては、腰痛もでますので、女性の腰痛は早めの手当てが必要です。
また、多くの整体では、骨盤を正す技術が有りませんから、「骨盤の歪みを正せますか?」と聞き、歪み前と歪みが正された写真などを見せてもらえるか、確認することが大切です。
なお、「先天性股関節脱臼」と言って、生まれたときから股関節を患っている方も多いのですが、これらも骨盤を正す事で、症状を緩和させることができますから、早めの対応が大切です。
私の一言・・・ 私は新潟県妙高市から長野に通っている古川と申します。
私は農協の販売部に勤めており、重いものを持つことが多かったのでが、3か月の間に2回ほどギックリ腰をやった後、右股関節周辺に痛みが出始めました。
近くの整骨院や鍼灸院に通ったのですが、次第に痛みが強くなるので、ギックリ腰の治療を受けた総合病院を受診しました。
そこでは痛みの原因がはっきりしませんでしたので、新潟大学の整形外科で診察を受けると、右股関節脱臼と診断されました。でも治療は無く一か月に一度診察を受けるようにと言われ「これ以上痛みがひどくなるようだったら手術ですね」とも言われました。
でも何もしないで手術を待つことには疑問があり、上越の「背骨矯正」の治療を受け始めました。すると少しは楽になり5年ほど通いました。
でも状態は次第に悪くなり悩んでいる時、友達に五味先生の「股関節脱臼 骨盤正せばこんなに違う」という本を借りました。
そこに長野の高橋先生の住所が載っていたので、長野に通うことにしました。
今は農協を退職して清掃の仕事をしていますが、週に一度髙橋先生の施術を受ければ痛みはほとんど無く、仕事に支障はありません。
できる事なら股関節の手術はしたくないので、今後も通うつもりです。
股関節の痛みや違和感でお悩みの方は、お早めにご相談ください。
髙橋健康指導センター ☏026-224-9070
メール j-t@mx1.avis.ne.jp takahashi1340@gmail.com