身体には自分の知らない不調や病気を治す力が備わっています。
この力を発揮させるには、
第1に、「体の歪み」を正すことです。
第2に、「日本民族の食事」を実践することです。
第3に、「正しい運動法」を実践することです。
第4に、常に「感謝の気持ち」をもって生きることを身につけることです。
第5に、現代医療の実態を学ぶことです。
この条件を学びクリアーすれば、身体の不調や病気を克服することができます。 人間にとって、一番の不幸は知識がないということです。
髙橋健康指導センターでは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

センター代表の言葉 仙腸関節調整健康指導家 髙橋純一
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変形性ひざ関節痛と身動きできない「だるさ」の克服

変形膝関節痛と身動きできない「だるさ」の克服

 恵子さんは68歳、数年前から「膝関節の変形の痛み」で当指導センターで施術を受けています。

変形性膝関節症といわれる疾患は、骨盤の変異がもたらす症状ですから、骨盤を整えると、膝にかかる負担が軽減され痛みは次第に消失していきます。

しかし、恵子さんの膝の変形は体質的なものがあり、お母さんも膝が変形していたそうです。

その膝の変形のために歩く動作に不自然さが生まれ、骨盤内「仙腸関節」に負担がかかることから、骨盤が歪みやすいというハンディキャップを持っていますから、定期的に私の施術を受けています。受けることで膝の痛みは治まっています。

   

    さて、今回は膝の痛みではなく、身動きができない「怠さ」に三日前から襲われ寝ているだけの生活を送りました。

当センターの予約日になり「休もうか」と考えましたが、以前「体調の悪い時は、骨盤が歪んでいるので、どんなことをしてでも来てください」と、言われたことを思い出して来られました。

骨盤を見てください。右上がりの腸骨と座骨で、右足も大分短くなっています。  

                  

 ⅮからFは右骨盤の施術後の腸骨と座骨で、下がりましたので左側もくるっていました。GからⅠは左を施術したことで整った骨盤です。            

骨盤が歪むと背骨が曲がり捻じれが生じます。

左右の足は長さも不揃いになり、片足は下駄をはき、片足は草履を履いて動きをつくることになり、下肢と上肢の筋肉群は大変な負担を負い過緊張がおきます。

No1のイラストは、骨盤が歪むことで体の関節面に出る、様々な症状です。

NO2のイラストは、骨盤(扇の要)が歪むことで上半身(背中上部、鎖骨、肩、腕、首回り)が扇のように広い範囲に、筋肉の過緊張が起きるのです。

                              

             NO4  

 また、NO1のイラストのように骨格全体が歪むことで、関節面に痛みも発生しますが、血液循環も低下します。

特に、No3のイラストを見てください。

このイラストは体が歪んでいないイラストです。

歪んでいない身体では、No4のイラストを参考にすると、下肢の血液が「ふくらはぎ筋肉(第二の心臓)」のポンプ作用で、スムーズに心臓に戻ります。

スムーズに下肢の血液が心臓に戻ることで、心臓は頭部に血液を十分に送ることが出来るのです。

しかし、歪んだ体では下肢の血液がスムーズに心臓に戻らないため、心臓から十分な血液を脳内に送ることが出来ず、脳内はエネルギー不足に陥ります。

また、骨盤の「変異(仙腸関節亜脱臼)」により上半身に歪みが生じますが、骨盤の変異は「扇」のように、脊柱の上に行くほど大きく歪みが生じるのです。

更に、首が捻じれると、首の頚髄(首の骨の中の脊髄神経)が司る「生命維持機能」の働きが低下します。(背骨の中の脊髄にも「脳」と同じように生命維持に関与する器官が存在しています)

参考までに、No6は顔面に痛みの出る「三叉神経痛」の患者さんですが、顔が右側に僅か傾いているのが分かると思います。

その方の首のMRI画像がNo5です。

この画像は「水平画像」ですから下から撮影しています。見ると首の中が右側(縦の白線が右側に傾いている)に捻じれているのが確認できます。

この方は右側の顔面に三叉神経痛がでている方ですから、脊髄神経の右側に圧迫の力が加わり、右三叉神経に影響が出ているものと推測します。

このように身体の歪みは様々な形で、生命活動に影響を与えることが分かります。

特に、脳、又は、脊髄は生命活動の中枢ですから、働きが低下することで、各種器官の機能を協調的に調整する機構の働きが低下するのです。

調整する機構は様々ですが、簡易に説明すれば「ホメオスタシス(生体恒常性)」が乱れることです。

生体恒常性とは、身体の内部環境をある一定範囲の状態に保つことで、生命活動が滞りなくおこなわれることですから、乱れることで様々な症状が発現するのです。

恵子さんは、疲れ果てて動く力も湧かず、ただただ床にふせっていたのですが、三日ほどの経過の中で、体内ではホメオスタシスが少しずつ正常に戻って来たことで、当センターまで来る意欲が湧いてきたのです。

そして、歪んでいた骨盤を正し、全体の筋緊張を緩める施術を受けたことで、体調は直ぐに改善しました。

何かしらの病気にり患して薬などで、その病気は抑えられたが、その後体調が回復しない。

いつも調子が悪いという方は大勢おられるでしょうが、骨盤のゆがみが様々な症状を作り出すということも知ってください。

私のセンターに通っている方の多くは、No1のイラストの関節面の痛みで来られた方が多いのです。

そして、恵子さんのように関節の痛みとは違う症状が出る方もおられますが、身体を見ると、骨盤が必ず変異しています。

その変異を正すと、その症状は消えて行くのです。1回の方もいれば、それ以上の方もいますが改善するのです。

現代医学では「骨盤の変異」は診断法として存在していませんから、骨盤の変異・姿勢の歪みは、全く問題にしませんが、骨盤を正すと症状が改善、或いは治癒する事例は数限りなく存在している事実を、多くの方に知って頂きたいのです。

身体の不調でご心配の方はお気軽にご相談ください。

令和4年4月中旬 髙橋健康指導センター