身体には自分の知らない不調や病気を治す力が備わっています。
この力を発揮させるには、
第1に、「体の歪み」を正すことです。
第2に、「日本民族の食事」を実践することです。
第3に、「正しい運動法」を実践することです。
第4に、常に「感謝の気持ち」をもって生きることを身につけることです。
第5に、現代医療の実態を学ぶことです。
この条件を学びクリアーすれば、身体の不調や病気を克服することができます。 人間にとって、一番の不幸は知識がないということです。
髙橋健康指導センターでは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

センター代表の言葉 仙腸関節調整健康指導家 髙橋純一
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君、ガンを恐れるなかれ

君、癌を恐れるなかれ!

 ガンになったときのために、「ガン保険」に加入しましょうという「コマーシャル」を、目にすることが多くあります。

ガンになれば、医療費もかかる。交通費もかかる。仕事をしていれば休むことも多くなる。大変な病気です。

だから、ガン保険に入っておけば「安心」して治療を受けることが出来るという趣旨です。

確かに、ガンに罹患すれば、そのような問題が起きるでしょう。

しかし、そのように考えない生き方をしている人もいるのですが、それは少数派で 市井の多くは「癌・ガン・がん」に恐怖の念を抱いています。

それは死を覚悟しなければならない病気であるからです。

5年生存率、10年生存率が発表され、年々生存率は高まっていますが、治癒なり寛解に達するまでには費用もかかりますから、自分がり患した場合のことを考えて「がん保険」の加入者は多いようです。

ここで、先ほど「そのように考えない生き方をしている人・・」と書きましたが、その一人が私です。

私は何故「癌」を恐れないのかということをお話ししましょう。

それは自己の持つ免疫力を信じているからですが、信じているからといって、ただ妄信しているわけではありません。

「免疫力」について長年学んできたと同時に、免疫が高くなることで消えていった、自己の症状を体験しているから自信があるのです。

紙面の都合で二つ紹介します。

「私は38歳まで風邪ひき名人でした。夏風邪もひくように年中引いていたのです」。もう一つは、水虫です。

この二つの内、水虫は18年病んでいた慢性腰痛が治ったら消えました。水虫は白癬菌という菌が原因ですが、常在菌でどこにでもいる菌ですから、水虫になる人は免疫力が弱いために罹患するのです。

私は、慢性腰痛を治す施術を受けることで免疫力が高まり、白癬菌を退治したということです。

風邪については、慢性腰痛を克服したことで、引くことは半減するとともに、引いても酷い症状にならなくなりました。

半減する前までの私の風邪は、のどと扁桃腺が赤く腫れて痛く、熱感がして怠くなるのです。体温は7度5分ぐらいまでしか上がらないのですが、食欲もなく成り、何かをする気力は失われますから、薬を服用して寝ているだけでした。

しかし、この風邪も慢性腰痛を克服した5年後から始めた、玄米を主体とした食事改善で引くことはなくなりました。

唯、その食事を始めてから5年後ぐらいに、私の記憶にはない39度2分の高熱の風邪に見舞われましたが、風邪の治し方を会得していた私は、3日間で薬など服用することなく克服しました。

以来、今日まで20数年風邪にり患したことはありません。

そして39度の熱に見舞われた風邪について、私見を述べれば、免疫細胞は風邪のウイルスを熱によって撃退しようとします。

その為に高熱が出たのですが、免疫力の弱い時は熱が上がらず、ウイルスを完全に撃退できないことで、繰り返し繰り返し風邪にり患していたのです。

つまり、高熱が出たということは、体質が改善して「自然免疫力」が高まったという証なのです。

付け加えれば、38歳以降今日までの34年間「薬」を服用したことは皆無です。

薬を服用するような病にり患したこともありません。

医師の世話になるのは、検査をしてもらうときのみです。

※私の幼少期からの体験談(ブログ・徒然日記)を読まれると、真から健康体に変身すれば、免疫が上がることで様々な症状に見舞われなくなることが、お分かりになるでしょう。

このように免疫の力が維持されていれば「癌」は怖くはないのです。

その免疫力を維持・向上させるためにやっていることを、お話ししましょう。

☆一つ、骨盤を歪ませないことです。

私が慢性腰痛を克服できたのは、骨盤内にある「仙腸関節」のヅレを正す施術を受けたからです。

「整った姿勢と歪んだ姿勢による弊害」

骨盤は人体の中心にあって、動きの要です。

腰の具合が芳しく無いと歩きだけでなく、立ち座りにも影響がでます。

姿勢も悪くなりますし、膝や肩こり首の張り、股関節の痛み、腰椎の疾患にも見舞われやすくなります。

このような痛みにも骨盤の狂いは関わっていますが、骨盤を正す施術を定期的に受けていると、身体全体の姿勢は整い、血液・リンパ液・神経の流れが滞ることはなく、免疫力は維持されるのです。

☆二つ、免疫力を維持する食生活をすることです。

近年は栄養学、或いは疾病の原因についても国を超えて様々な研究がなされていますが、その中で大切と私が感じるのは、民族の食生活の違いです。

食生活はその土地で収穫できる食材を食すことで、それぞれの民族は生きながらえてきました。

日本民族には「和食」という食生活が最適なのです。

その和食から、栄養学的に良いという日本民族には馴染の薄い、食材を戦後奨励してきた経緯があります。

その筆頭が「タンパク質」で、肉類・牛乳・卵です。

ガン疾患は、タンパク質の摂取が増加したことで起きている現象なのです。

次の「食生活の変化」グラフをみてください。

1995年(昭和30年)の肉の摂取量は、一日当たり10gほどですが、1980年(昭和55年)には60gほどの摂取量となりました。

呼応するように乳製品も増加しています。

図6の「主な死因別にみた死亡率の年次推移」で明らかなように、1981年(昭和56年)にガンが死亡原因の1位に浮上したのです。

 

肉類と乳製品の摂取量増加と、死亡原因1位に浮上した因果関係が、この二つの統計をみると明らかにわかります。

タンパク質の摂取は必要ですが、日本民族は植物性と魚介類のタンパク質を主体にし、肉類は少なめにすることが必要なのです

しかし、2009年を境にして、肉類摂取が魚類を上回っているのが現状で、統計上明らかになっている、肉類の摂取は2022年では1日当たり100g水準に達するでしょうから、食を改めない限り「癌」など生活習慣病は今後も増え続けるでしょう。

尚、タンパク質の摂取量は、食事全体の3割ほど(人間の歯の役割から導き出した割合です。)を目安としましょう。

 さて、免疫力の面から肉類を精査してみると、肉類は非常に腐敗しやすい物質で、腸に入って腸内細菌叢を乱して「発がん物質」を生み出します。

また、肉の構成物質は「リン・イオウ・塩素」で、血液に入り酸素と交わることで「リン酸・硫酸・塩酸」に変化します。この酸を強酸といい、細胞膜を溶かして遺伝子を傷つけガン化します。

乳製品は「乳糖」を分解する「ラクターゼ酵素」を持たない日本民族が大半なので、やはり腸内細菌叢を乱して腸内環境を悪化させます。

また、乳製品に含まれる女性ホルモン「エストロゲン」は、男女ともに体内の性腺を刺激して、発がんを促進します。

体内の免疫力の主な正体は「白血球」ですが、白血球が健全に働ける条件は「血液」のPH(ペーハー)が7.40±0.05の弱アルカリ性で、肉類・乳製品は酸性のために過食はPHが低下させやすいのです。

低下した血液内では、白血球が健全に働くことが出来ないために、ガン化した細胞を排除する力が弱り、ガンが増殖してしまうのです。

近年遺伝子の研究が進んでいますが、日本民族の遺伝子に合った食生活は、純和風の食事が一番合っているのです。

長い年月食してきた食材が、その民族にとって「ソウルフード」なのです。

現代栄養学は栄養があれば、どこの民族の食べ物でも推奨しますが、楽しみとして食する程度にして、民族の長い歴史を持つ食事を基本において食することが大切です。

ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」、欧米でもヘルシーな食事として「ハイ・ソサエティー」のみならず、大衆にも浸透してきています。

日本人なら、ごはん・味噌汁・漬物・お魚料理・大豆製品・旬の野菜を中心にしたメニューが「免疫力」を高め維持するのです。

ましてや心身の「美容」にも効果があることも知ってください。

 「参考に私の食事の一例です。」

玄米ご飯にゴマ塩・シジミの味噌汁・白ゴマ豆腐・ブロッコリーのお浸し豆乳マヨ・小松菜の信田巻・蓮根の醤油煮・南瓜煮・大根のぬか漬け・3年番茶。

「炭水化物・植物タンパク質・脂肪・ビタミンA・B・Cなど・ミネラル類のカルシウム、マグネシウムなど、ポリフェノール(抗酸化物質)に富んだ献立です。」

 

ところが現実は、肉料理・インスタント食材や外国の料理、パン食などなど、和食から遠ざかった食生活をする人が増えています。

また、時間節約のために電子レンジを使った調理が「当たり前」になっています。

また、食品添加物も気にしません。

これでは「免疫力」は低下するばかりなのですが、この実態を知らないがために、不幸になる人が多いのです。

病気は、過去の生活の結果が表れた現象ですから、病気になる人は、間違った生活をしてきたということの証なのです。

機能的な面ばかりに目を向けて食生活を営んでいると、いつの日か難病に侵され、医者通いに時間とお金を費やされる日が来るのです。

☆三つ、適度に毎日運動することです。

 人間の肉体にとって大切なことは、柔らかいしなやかな身体です。

自然界の動物を見てください。ペットの動物も同じですが、身体が柔らかいでしょう。                                  

人間も同じように柔らかい体つくりを心掛けることです。

 激しい運動や筋肉を鍛えるハードなトレーニングは、趣味の領域であって健康維持に必要ありません。

大切なのは、個々の体質に合ったストレッチ(日に2回程10分から20分ほど)を中心にして筋肉を緩め、後は、景色の良いところを選んで、ウオーキングかジョギングを20分ほどすれば、心身ともに爽快感を味わえる最高の運動です。

ただし、自分の体調を観察しながら、無理をしないで「気持ちが良い」程度にやると、筋肉痛になったり、痛みが出たりすることが抑えられます。

柔らかい体は、血液・リンパ液・神経が滞りなく流ますから、免疫力は健全に働きます。

ただ、弱いと感じる筋肉群があったら器具などは使わずに、少しずつ筋肉痛にならない程度に負荷をかけてやることです。

特に、腰痛など関節痛で病んだことのある人は、骨盤が歪み易い体質なので、筋トレや激しい運動をやることは、注意が絶対必要です。

やり方が分からない方は相談ください。

☆四つ、「継続は力なり」は真理です。

継続することで良い結果が必ず生まれますから、自分の体は喜んでいると考え日課にしましょう。

 日々の生活は「自分の思うようにはいかないことが多いものです」。

その一つ一つに不平不満をもって生きていたら、日々ご機嫌が悪く、身体には悪いホルモンが出て、結果として免疫力は下がってしまいます。

つまり、免疫力の強弱は、その人の生き方に大きく左右されています。

明るく、希望をもって生きるか、消極的に後ろ向きに生きるかです。

そんなことで「免疫」に影響があるのと疑問に思う方もいるでしょうから、気持ちが身体に与える証拠を、確認できる方法がありますのでお教えします。

※0-リングという方法で、気持ちの持ち方が、身体に与える影響を確認することが出来ます。下記徒然日記のブログに方法を載せてあります。

 徒然日記

     https://kenkoshido.hatenadiary.jp/

私の大好きな落葉松の若葉です。

田舎の庭に植えた落葉松、春は新緑、秋は燃え上がる紅葉で心を癒してくれます。

以下は私が心がけている要点です。

☆基本的生活習慣を守る。

1,夜は10時には寝て朝は5時に起床する。

 成人は7時間、成長盛りは8時間が健康な睡眠です。

 8時間以上だらだら寝ると運動量が少なくなるだけでなく、命の回数券といわれている「テロメア」遺伝子が、不規則な生活習慣を記憶していて、寿命が短くなるという統計があります。

 また、5時間以下だと食欲抑制ホルモン「レプチン」が減って、食欲を増加させる「グレリンホルモン」が増えて肥満になり、糖尿病になりやすくなります。

食欲が旺盛になると食べ過ぎて、糖尿病にかかりやすくなりますが、内臓脂肪が増えるほど悪いホルモンがつくられ、「ガン」リスクも高まります。

2,便秘しないように、朝排便が出来るような習慣をつくる。

 毎日排便がないということは異常ですから、そのような方は「食生活の見直し」が必要です。

 便秘は大腸などのガンリスクが高まります。

3,口腔の手入れを怠らない生活習慣をつける。

食後は必ず歯磨きの励行をして、歯周病などを防ぐ。

近年歯周病菌が血液に乗り臓器に炎症を起こすことが確かめられました。

ガンを防ぐためにも、歯の手入れと定期的な検査を受けましょう。

また唾液は「抗がん作用」が確かめられていますから、唾液が出るように、耳の下、顎の下、辺のマッサージも励行しましょう。

4,日本民族に合った食生活を心掛ける。

人の身体は食べるものでできています。誰でも分かる簡単なことです。

人生は長い道のりですが、悪い病にり患して、薬の服用、医者通いに費やされるのは如何に無駄なことでしょう。

一人当たりの医療費が多くなるのは60歳を過ぎるころからですが、老化が病を助長するからです。しかし、病は長年の生活環境の結果ですから、60歳以前の生活環境が大きく影響しているのです。

そのように考えられれば、早い時期から「食生活」について学び、自信をもって高齢化時代を楽しんで生きる。

そんな人生を過ごしたいものです。

※どんな食べ物を食べたら健康に良いのか、よくわからない人は、当センターの「食養講座」の受講をお勧めします。忙しい日々の中で時間をつくるのは大変でも、一生に一度6か月ほどの時間をつくることで、健康に自信を持てる食事のノウハウが得られるのですから、決して無駄ではありません。    令和5年11月吉日

髙橋健康指導センター 高橋純一

椅子に座っていられない坐骨神経痛の克服

 ご主人と二人暮らしの久子さんは昭和12年生まれの85歳。

令和4年6月までは体調もよく、週1回は社交ダンスを数年間続けてきました。

社交ダンス以外にも仲間との談笑や旅行、身近な名所旧跡の散策、食べ歩き、お喋りの集まりなど、健康に不安のないことで心和む日々を送っていました。

家では主婦として、食事の用意や洗濯掃除、そして庭が広いので草取りなども精を出してやっていました。

思わぬ事態は突然訪れました。

令和4年6月下旬、雨が降ると雑草が勢いを増してはびこるので、草退治を怠ると大変です。

労力のいる根気の作業ですが、どうにかやり終えた夜、右側臀部から足先まで、特に右足「ふくらはぎ」に痛みが出てきました。

何の痛みだろうと思いながら食事の用意をして、食卓の椅子に座って食事をしようとすると、右足、特に「ふくらはぎ」に強い痛みが出て椅子に座っていられないのです。

どうしたものかと姿勢を色々変えてみると「立っていることと横になること」で、痛みが出ないことが分かりました。

早速整形外科を受診して通いますが痛みは消えません。

車に乗って椅子に掛けているだけで、直ぐに痛みが走るので医者通いも困窮した日々でした。

一か月が過ぎたころ、当センターに通っている妹さんから話を聞いて、8月2日に、当センターに来られました。

初回の体の歪みをみてみます。

  

Aは後ろ側からみると左肩が下がり前方に捻じれが出ています。

また、腰を起点として背骨が右に僅かに傾斜しています。

Bをみると、左肩下がりがよくわかります。そして顔は右に捻じれながら傾斜しています。

この上半身の歪みは、Cの骨盤の歪みの影響です。

骨盤模型の上の赤線が「腸骨」の上端で、画板を左右同じ位置に置くと、右がかなり上がっています。下の赤線は左右座骨ですが、左上がりです。これは「骨盤前側模型」の腸骨と仙骨の間、左右に存在する「仙腸関節」にヅレが生じているために左右腸骨が捻じれて、このような歪んだ骨盤になっているのです。

人体の土台骨盤の歪みが柱である「背骨」を歪めることで、このような姿勢になっているのです。

久子さんは椅子などに座ると、直ぐに右側臀部から足首まで強い痛みが出て座っていられない原因は、骨盤が歪んで右側の下肢を支配している「坐骨神経」が右側の筋肉に圧迫され痛みを引き起こしているのです。

その証拠に立っているか、寝て横になると、筋肉が緩むことで坐骨神経を圧迫しないからです。

この痛みを克服するためには歪んだ骨盤を正して(Dは正された骨盤)、右側筋肉の緊張を緩める施術を繰り返すと、次第に痛みは軽減されてくるのです。

久子さんは8/2から1週間に1回の施術を受けることで次第に痛みは軽減されてき

ましたが、9/6、痛みが再燃したといって来られました。

骨盤をみます。  

A・Bのように骨盤が歪んでいます。歪むことで即痛みが出るのです。

このようなときは必ず原因がありますから、質問します。「痛みが出る前、どんなことをされましたか」、すると、「買い物に徒歩で行って両手に買い物袋を提げて数十分家まで歩いた」と言われたので、「痛みが消えていても一月ほどは子供さんなどにお願いすることです」と指導しました。

そして9/17には、「前回施術していただいた後からは痛みが完全に消えました」との報告です。

9/24昨日から少し右足が重くなってきた。原因は20分ほど歩いたとのことですから、10分位から徐々にやるように指導し施術後は楽になる。

10/1昨日は友達と4時間ほど座って談笑したら痛みが出て来たとのことですが、施術後即落になる。

10/4足浴をやったら臀部が痛くなった。施術後即楽になる。

10/18、10/4以降痛みは出ていないとのことです。

久子さんが理解したことは、自分の体力でやっていいことと、やると痛みが再燃することの内容が分かったことです。

そのことを守りながら生活していくと、右座骨神経痛は乗り越えられるということです。ただし、85歳という年齢で骨盤を支える筋肉群が弱ってきているという体質を認識して、骨盤をリフレッシュする施術を適度の間隔でされることを伝えました。

11月以降は月に2回程度を繰り返して、今日は令和5年4月です。

辛かった坐骨神経痛、特に右ふくらはぎの痛みは昨年10月以降出ていませんが、時々右臀部に違和感がでることはあります。

でも定期的に身体の手入れしていますから、直ぐに違和感は解消されています。

座骨神経痛は神経痛の中でも非常に厄介な神経痛です。

痛みが酷くなると薬を服用しても、ブロック注射をしても痛みが消えません。

MRIを撮っても腰椎に異常がなければ、医師も手のほどこうしようがないのです。

このような坐骨神経痛は、休養しながら骨盤「仙腸関節」を整える施術を繰り返していると、次第に骨盤が変異しなくなり、下肢の筋肉に無理がかからなくなると痛みは和らぎ、そして消えていきます。

【上は右側の骨盤と下肢の解剖図です。

坐骨神経は腰椎と仙骨からの神経が一つになって、大座骨孔という穴から、お尻の筋肉に出て、足先まで神経を延ばしています。

久子さんは「ふくらはぎ(腓腹筋)」の痛みで苦しみました。

これは、骨盤の歪みのために、腓腹筋が疲労して神経を締め付けたことで起こった症状ですから、骨盤の歪みを正す施術を繰り返して、腓腹筋の疲労が取れると神経を締め付けなくなることで、痛みが消えたのです。

尚、坐骨神経は下肢に下る中で、総腓骨神経、脛骨神経などと分岐することで名称が変わります。】

しかし、私の体験でも「我慢できない」人が多いのです。1週間2週間で効果が出ないと諦めてしまう人もいます。

仕事をしながら治そうとすると、身体に無理をかけながら治すわけです。

治るとは「自分の体の筋肉が、痛みを出さない弾力ある筋肉に変わることなのです」。

出来る限り体に負担をかけない工夫をしながら、施術を受けていると快方に向かうのです。

つまり、人間の肉体は骨盤が歪むことで被る「筋肉疲労」が、坐骨神経を含めて多くの痛みの一つの原因です。

一つと言ったのは、複合して起こる痛みもありますが、坐骨神経痛は骨盤の歪み「仙腸関節のヅレ」が一番の原因ですから単純なのです。

後は、原理を理解して「耐える」ことです。

病とは、己の生活環境の間違いが、時間の経過の中で「結果」として表れてくるのですから、己の生活環境を精査して、正しい手当と生活の質を変えることで克服が出来るのです。

「令和5年4月、悩みが解消されたので一緒に通う患者さんと記念写真を撮りました」

★ 補足 臀部から下肢に痛みや痺れなどがでる症状に「椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・脊椎分離症・脊椎すべり症」などもあります。これらはMRI撮影をすることで確認できますが、初期であれば、「手術」することなく、骨盤を整える施術をすることで克服が可能です。なぜならば、これらの病は「仙腸関節」のヅレガ根本原因だからです。         

            令和5年4月 髙橋健康指導センター 高橋純一

※ 身体の悩みをお持ちの皆さん、一度私の健康指導を受けてみませんか「健康相談(施術も含む)」2800円で受けることが出来ます。

要予約ですからお電話ください。☏026-224-9070

Eメール j-t@mx1.avis.ne.jp

 

「ギックリ腰」最短の治し方

「ギックリ腰」最短の治し方

(仮名)健さん40歳は令和4年9月9日部屋の中で書籍の束を片付けようと、正座の状態で右から左へ持ち上げて動かした途端、腰がギクッとなり激痛が走り動けなくなってしまいました。

いわゆる「ギックリ腰」です。

その日は痛みで動くことが至難のため、翌日当センターに来られました。

 ギックリ腰は筋肉の柔らかさにより、痛みが引ける日数は異なりますが、早い方は2~3日でも痛みは取れます。

健さんの当日の状態を説明する前に、ギックリ腰の起こる順序を説明します。

「ギックリ腰」は骨盤内「仙腸関節」が一どきに「ヅレ(亜脱臼)」ることで、骨盤の動きを司っている、背骨や骨盤の筋肉が急激に萎縮して、神経、血管を圧迫することで起こる激痛です。

                        

骨盤前側の矢印の割れ目が「仙腸関節」、この関節が腰椎の脊柱起立筋群の急激な萎縮により、亜脱臼(ヅレ)を起こす

のです。

「脊柱起立筋群」

急激な萎縮が起きる原因は、脊柱起立筋の筋肉の能力(弾力)を上回る負担(重い物を持つなど)がかかったときに、筋肉が耐え切れずに萎縮するのです。

ヅレると、仙腸関節の役割(動きのバランスを整える)が果たせなくなり、左右の足の長さも不揃いになります。

この状態で動くと、骨盤周辺・下肢・起立筋の筋肉群に負担がかかり、筋肉はより硬くなることで、動きがギクシャクして痛みは中々解消されません。

この状態を解消する適切な手当は、ヅレた仙腸関節を正しい位置に戻す「調整技術」です。

人の体は「ホメオスタシス(人体を基の状態に戻す)」が働けば、手当てを受けなくても、時間の経過でギックリ腰の痛みは消えますが、仙腸関節を的確に正さないと、

関節の動きが不自然のために「ギックリ腰」が癖になる場合があります。

また、痛みが消えるまでに時間がどの位かかるかは分かりません。

では健さんの当日の状態を説明します。

先ず正面写真を見てください。

施術前は、腰の痛みで体が捻じれ、背筋を伸ばすことが出来ません。

しかし、施術後は背筋を伸ばすことが出来ました。    

       
     
   
 

 

骨盤模型後面を参考にして、骨盤上の赤線が腸骨です。

☆施術前の上の写真では、右仙腸関節がヅレて上がっているために画板は右上がりです。

☆真ん中の写真は、下の赤線(座骨)に画板を置くと左上がりしています。単純ですと、右仙腸関節がヅレ上がっているのですから、坐骨も右上がりになるはずなのですが、反対の左座骨が上がっています。

説明が難しいのですが、右仙腸関節がヅレることで、左骨盤に捻じれが生じて座骨は左が上がっているのです。

下の写真は足の長さですが、右足がやや短くなっています。

☆右仙腸関節を施術すると正しい位置に治まりますから、画板は右下がりになりました。左骨盤の捻じれは解消されないので、坐骨の画板は変わりありません。

足は、右仙腸関節のヅレが正され、正常の位置に戻ったので、右足が長くなりました。

☆左仙腸関節を施術すると、左骨盤の捻じれが解消され腸骨の画板は水平になります。併せて座骨の画板も捻じれが解消されたので水平になるのです。

足の長さも揃います。

 これでギックリ腰になった骨盤の歪みは正されましたから、骨盤周辺の筋肉に罹る負担はなく成り、次第に筋肉の萎縮は解消されます。

腰の痛みは名残りがありますから、完全にとることはできませんが、一晩休むと楽になります。

問題は、当人の筋肉が日ごろから弾力があると、骨盤の変異を正すことで、仙腸関節にヅレが起きませんから、ギックリ腰の痛みは直ぐに楽になります。

しかし、筋肉を酷使して弾力がない人は、一日過ぎると再度「仙腸関節」にヅレが生じて痛みが引けないのです。

これは施術が的確でも、筋肉の質を一回で弾力ある筋肉に変えることは不可能ですから、施術の「継続」が必要になります。

この意味が理解できれば、継続施術の中で筋肉に弾力が出て来ると、骨盤にヅレガ生じ無くなり、痛みは消えていきます。

腰痛・坐骨神経痛なども同じように痛みは消えますが、「大切」なことは、筋肉が元気にならないと、骨盤が不安定であるがために、中々痛みが消えないということなのです。

世の中には様々な腰痛治療法が存在していますが、骨盤の変異を正しく整える、施術テクニックがないと、腰痛などを速やかに解消することは至難で、どこででも手当を受ければいいということではないのです。

骨盤の変異が「腰痛」を始めとして、様々な病の「元凶」であることは、自己の体を教本に学んでいくと理解ができるようになりますが、感性に乏しい人は健康で生きる原則を安易に見逃してしまうのです。

この原理は「真理」ですから、本物を正しく理解して掴むことで、健康な人生を過ごすことが可能なのです。

幸福の吉凶は、こんなところにあるのです。

因みに、健さんは1回の施術で痛みは消えました。

9月10日(土)に施術して、日・月は当センターお休みですから、13日(火)に2回目の施術に来られましたが、骨盤変異もなく、痛みが消えたと話されましたので、ギックリ腰の手当はこれで終了しました。

健さんは骨盤周辺筋肉に弾力があったということです。

さて、ギックリ腰・腰痛・坐骨神経痛などを起こしやすい人は、骨盤周辺筋肉の質が低下しているということですから、ストレッチ・柔軟体操などを毎日心掛け、弾力のある筋肉にすることです。

腹筋・背筋など、筋肉トレーニングはソフトに無理をしないことが大切です。

そして腰痛などを発症しやすい体質の人は、筋トレを頑張ると、骨盤が変異して逆に痛みを増幅させる結果になることもありますから徐々にやる注意が必要です。

※ 身体の悩みをお持ちの皆さん、一度私の健康指導を受けてみませんか「健康相談(施術も含む)」2800円で受けることが出来ます。

要予約ですからお電話ください。☏026-224-9070

Eメール j-t@mx1.avis.ne.jp

令和4年9月中旬 髙橋健康指導センター

 

お知らせ

髙橋健康指導センターでは、毎月最終日曜日10時から13時まで、骨盤を整える「仙腸関節調整」の技術講習会を開催しています。

自己や家族の健康維持のために勉強してみませんか。

また、この技術を会得して、定年後などに人々の健康増進のお手伝いをすることも可能です。

非常に素晴らしい本物の健康法ですから、ご参加をお待ちしています。

初めての方は「見学」も可能です

君、癌を恐れるなかれ!

始めに

「ガンも新型コロナも「免疫力」が健全であれば恐れることなないのです。

新型コロナにあっては、免疫力を維持向上させる生活環境を、「感染症の先生」も国も地方自治体も教えてはくれません。やっていることはワクチン、マスク、手洗、出歩かない、ことだけです。

それで右往左往しているのが現実の状況です。

私は体験から、免疫力を高くする方法はあるのです。

このブログを読まれて理解出来たら実践してみてください。分からない方は勉強に来てください」。

本題に入ります。

ガンになったときのために、「ガン保険」に加入しましょうという「コマーシャル」を、目にすることが多くあります。

ガンになれば、医療費もかかる。交通費もかかる。仕事をしていれば休むことも多くなる。大変な病気です。

だから、ガン保険に入っておけば「安心」して治療を受けることが出来るという趣旨です。

確かに、ガンに罹患すれば、そのような問題が起きるでしょう。

しかし、そのように考えない生き方をしている人もいるのですが、それは少数派で 市井の多くは「癌・ガン・がん」に恐怖の念を抱いています。

それは死を覚悟しなければならない病気であるからです。

5年生存率、10年生存率が発表され、年々生存率は高まっていますが、治癒なり寛解に達するまでには費用もかかりますから、自分がり患した場合のことを考えて「がん保険」の加入者は多いようです。

ここで、先ほど「そのように考えない生き方をしている人・・」と書きましたが、その一人が私です。

私は何故「癌」を恐れないのかということをお話ししましょう。

それは自己の持つ免疫力を信じているからですが、信じているからといって、ただ妄信しているわけではありません。

「免疫力」について長年学んできたと同時に、免疫が高くなることで消えていった、自己の症状を体験しているから自信があるのです。

紙面の都合で二つ紹介します。

「私は38歳まで風邪ひき名人でした。夏風邪もひくように年中引いていたのです。もう一つは、水虫です。

この二つの内、水虫は18年病んでいた慢性腰痛が治ったら消えました。水虫は白癬菌という菌が原因ですが、常在菌でどこにでもいる菌ですから、水虫になる人は免疫力が弱いために罹患するのです。

私は、慢性腰痛を治す施術を受けることで免疫力が高まり、白癬菌を退治したということです。

風邪については、慢性腰痛を克服したことで、引くことは半減するとともに、引いても酷い症状にならなくなりました。

半減する前までの私の風邪は、のどと扁桃腺が赤く腫れて痛く、熱感がして怠くなるのです。体温は7度5分ぐらいまでしか上がらないのですが、食欲もなく成り、何かをする気力は失われますから、薬を服用して寝ているだけでした。

しかし、この風邪も慢性腰痛を克服した5年後から始めた、玄米を主体とした食事改善で引くことはなくなりました。

唯、その食事を始めてから5年後ぐらいに、私の記憶にはない39度2分の高熱の風邪に見舞われましたが、風邪の治し方を会得していた私は、3日間で薬など服用することなく克服しました。

以来、今日まで20数年風邪にり患したことはありません。

そして39度の熱に見舞われた風邪について、私見を述べれば、免疫細胞は風邪のウイルスを熱によって撃退しようとします。

その為に高熱が出たのですが、免疫力の弱い時は熱が上がらず、ウイルスを完全に撃退できないことで、繰り返し繰り返し風邪にり患していたのです。

つまり、高熱が出たということは、体質が改善して「自然免疫力」が高まったという証なのです。

付け加えれば、38歳以降今日までの34年間「薬」を服用したことは皆無です。

薬を服用するような病にり患したこともありません。

医師の世話になるのは、検査をしてもらうときのみです。

※私の幼少期からの体験談(ブログ・徒然日記)を読まれると、真から健康体に変身すれば、免疫が上がることで様々な症状に見舞われなくなることが、お分かりになるでしょう。

このように免疫の力が維持されていれば「癌」は怖くはないのです。

その免疫力を維持・向上させるためにやっていることを、お話ししましょう。

☆一つ、骨盤を歪ませないことです。

私が慢性腰痛を克服できたのは、骨盤内にある「仙腸関節」のヅレを正す施術を受けたからです。

         「整った姿勢と歪んだ姿勢による弊害」

骨盤は人体の中心にあって、動きの要です。

腰の具合が芳しく無いと歩きだけでなく、立ち座りにも影響がでます。

姿勢も悪くなりますし、膝や肩こり首の張り、股関節の痛み、腰椎の疾患にも見舞われやすくなります。

このような痛みにも骨盤の狂いは関わっていますが、骨盤を正す施術を定期的に受けていると、身体全体の姿勢は整い、血液・リンパ液・神経の流れが滞ることはなく、免疫力は維持されるのです。

☆二つ、免疫力を維持する食生活をすることです。

近年は栄養学、或いは疾病の原因についても国を超えて様々な研究がなされています。

その中で大切と私が感じるのは、民族の遺伝子の違いです。

食事についても、肉類(タンパク質)を沢山摂っても害の少ない民族もいれば、日本人は肉類の摂取が多いと内臓脂肪が直ぐに増え、高脂血症・糖尿病・心筋梗塞・脳梗塞などの罹患率が高まります。

ガン疾患も多くは、肉類の摂取が増加したことで起きている現象なのです。

次の「食生活の変化」グラフをみてください。

1995年(昭和30年)の肉の摂取量は、一日当たり10gほどですが、1980年(昭和55年)には60gほどの摂取量となり、図6の「主な死因別にみた死亡率の年次推移」で明らかなように、1981年(昭和56年)にガンが死亡原因の1位に浮上したのです。

 肉類の摂取量の増加と、死亡原因1位に浮上した因果関係が、この二つの統計をみると明らかにわかります。

タンパク質の摂取は必要ですが、日本民族は植物性のタンパク質を半分以上として、残りはお魚を主体にし、肉類は時々とすることが必要なのです

しかし、2009年を境にして、肉類摂取が魚類を上回っているのが現状で、統計上明らかになっている、肉類の摂取は2022年では1日当たり100g水準に達しています。

食を改めない限り「癌」など生活習慣病は今後も増え続けるでしょう。

尚、タンパク質の摂取量は、食事全体の2~3割ほど(人間の歯の役割から導き出した割合です。)を目安としましょう。

 さて、免疫力の面から肉類を精査してみると、肉類は非常に腐敗しやすい物質ですから、腸に入って腸内細菌の悪玉菌の餌になることで「発がん物質」を生み出します。

また、肉の構成物質は「リン・イオウ・塩素」です。

血液に入り酸素と交わることで「リン酸・硫酸・塩酸」に変化します。この酸を強酸といい、細胞膜を溶かして遺伝子を傷つけガン化します。

体内の免疫力の主な正体は「白血球」ですが、白血球が健全に働ける条件は「血液」のPH(ペーハー)が7.40±0.05の弱アルカリ性で、肉類は強酸のために過食はPHが低下しやすいのです。

低下した血液内では、白血球が健全に働くことが出来ないために、ガン化した細胞を排除する力が弱り、ガンが増殖してしまうのです。

近年遺伝子の研究が進んでいますが、日本民族の遺伝子に合った食生活は、純和風の食事が一番合っているのです。

ユネスコの無形文化遺産に登録された「和食」、欧米でもヘルシーな食事として「ハイ・ソサエティー」のみならず、大衆にも浸透してきています。

日本人なら、ごはん・味噌汁・漬物・お魚料理・大豆製品・旬の野菜を中心にしたメニューが「免疫力」を高め維持するのです。

ましてや心身の「美容」にも効果があることも知ってください。

 「参考に私の食事の一例です。」

玄米ご飯にゴマ塩・シジミの味噌汁・白ゴマ豆腐・ブロッコリーのお浸し豆乳マヨ・小松菜の信田巻・蓮根の醤油煮・南瓜煮・大根のぬか漬け・3年番茶。

「炭水化物・植物タンパク質・脂肪・ビタミンA・B・Cなど・ミネラル類のカルシウム、マグネシウムなど、ポリフェノール(抗酸化物質)に富んだ献立です。」

 ところが現実は、肉料理・インスタント食材や外国の料理、パン食などなど、和食から遠ざかった食生活をする人が増えています。

また、時間節約のために電子レンジを使った調理が「当たり前」になっています。

また、食品添加物も気にしません。

これでは「免疫力」は低下するばかりなのですが、この実態を知らないがために、不幸になる人が多いのです。

病気は、過去の生活の結果が表れた現象ですから、病気になる人は、間違った生活をしてきたということの証なのです。

機能的な面ばかりに目を向けて食生活を営んでいると、いつの日か難病に侵され、医者通いに時間とお金を費やされる日が来るのです。

☆三つ、適度に毎日運動することです。

 人間の肉体にとって大切なことは、柔らかいしなやかな身体です。

自然界の動物を見てください。ペットの動物も同じですが、身体が柔らかいでしょう。

人間も同じように柔らかい体つくりを心掛けることです。

 激しい運動や筋肉を鍛えるハードなトレーニングは、趣味の領域であって健康維持に必要ありません。

大切なのは、個々の体質に合ったストレッチ(日に2回程10分から20分ほど)を中心にして筋肉を緩め、後は、景色の良いところを選んで、ウオーキングかジョギングを20分ほどすれば、心身ともに爽快感を味わえる最高の運動です。

ただし、自分の体調を観察しながら、無理をしないで「気持ちが良い」程度にやると、筋肉痛になったり、痛みが出たりすることが抑えられます。

柔らかい体は、血液・リンパ液・神経が滞りなく流ますから、免疫力は健全に働きます。

ただ、弱いと感じる筋肉群があったら器具などはほどほどに、少しずつ筋肉痛にならない程度に負荷をかけてやることです。

特に、腰痛など関節痛で病んだことのある人は、骨盤が歪み易い体質なので、筋トレをるときはは、注意が絶対必要です。

※ゴムを使って足を開いたり、上げたりすることで殿筋・腸腰筋・また腹筋を鍛えます。

 

 

☆四つ、何事も、自分の健康維持(自分の心を鍛える)につながると考え「今は修行しているんだと」楽しんでやる「心」を育てましょう。

 日々の生活は「自分の思うようにはいかないことが多いものです」。

その一つ一つに不平不満をもって生きていたら、日々ご機嫌が悪く、身体には悪いホルモンが出て、結果として免疫力は下がってしまいます。

つまり、免疫力の強弱は、その人の生き方に大きく左右されています。

明るく、希望をもって生きるか、消極的に後ろ向きに生きるかです。

そんなことで「免疫」に影響があるのと疑問に思う方もいるでしょうから、気持ちが身体に与える証拠を、確認できる方法がありますのでお教えします。

次の写真を見てください。

このやり方を「0(オ)―リング」といい、お二人でやります。

一人が自分に合う「言葉、或いは食材などなど」を確認する方で「受け手」とします。

もう一人を「引き手」としましょう。

① 受け手の方は、右手(利き腕側)の親指と人差し指の指先を合わせ0をつくります。

② 受け手の方の左手のひらに食材など載せます。ここでは「ありがとう!」と記載した紙片をのせます。

③ 「受け手」は左右の腕をWに開いて①の0の指に、「引き手」の方の、左右の親指・人差し指(写真のように)をいれて0をつくります。

④ この状態から「ハイ」の号令で「引き手」の方は「受け手」の0に入れた、左右の指の0で「受け手」の指を、左右にゆっくり開くように強く引くのです。

「受け手」は開かれないように、親指と人差し指の指先に力を入れるのです。

この時「ありがとう!」と記載した紙片の時は、「受け手」の指先に力が入るので、0が開かないのです。

しかし、「バカヤロウ!」の紙片をのせた時は、「受け手」の指先に力が入らないので、「引き手」の力に負けて0が開かれてしまいます。

       ④     

 食材でも衣類でも何でもこの方法で、自分に良い物か悪い物かを確かめられます。

当センターで販売している食材は、有機栽培、食品添加物不使用の食材ですから、

0―リングをやると、開きませんから、体の免疫力を高める食材であることが分かります。

市販の店で食材を購入するとき、この0-リングをやると、免疫力を高める物か、下げる物かを確認することが出来ます。

食品添加物が多いと開いてしまいますし、嗜好品類は開きますから、嗜好品は健康な人が食すのには問題が少ないのですが、不健康な人が食すと、身体はもっともっと悪くなるということが分かります。

また、「言葉」も同じように、0-リングが開いてしまう言葉は、身体には悪い影響を与え「免疫力」を下げるということです。

※0-リングは少し練習が必要ですから、うまくできない方はご相談下さい。

また、0-リングのコツは「受け手」が指先に力が入るか入らないかを確認する方法ですから、もし力のある「引き手」に開かれたとしても、「受け手」が力が入ったと感じれば良い物と判断していいです。

では、0-リングで指先に力が入る、入らないのはどうしてなのでしょう。

まだ科学的には証明されてはいない、未知のエネルギーといわれていますが、電磁場を想像すればよいといわれています。

全ての物質は「電磁場」を持っています。

電磁場とは、電気が流れて電気製品が稼働したとき、その周囲に起こる「電磁波」と考えれば理解できるでしょう。

食材も衣類も全て出ているのです。

左手にのせた物質が出している電磁波を、身体は瞬時に大脳が自分の体に合っている物質か否か判断するのですが、合っている物質であれば、身体に力がみなぎるのです。

しかし、身体に合わないときは力が抜けてしまうのです。

「言葉」も、人はこの言葉の意味が分かりますから、気持ちが良い言葉の時は、乱れませんが、嫌な言葉の時は乱れ、結果として指先の力が入らないのです。

 日常生活で「ストレス」にさらされたとき、そのストレスの度合いにもよりますが、体に変調をきたすほど強く感じ続けると、ガンにり患しやすくなることは現実起こっている事実です。

事実ですから「ストレス」を乗り越える努力をしても、乗り越えられないときは、転職を考えた方が無難です。或いは夫婦仲が悪ければ離婚も必要なのです。

さもなければ、尊い人生を危険にさらして生きていくことになるからです。

私であるならば、私は危険を避け、尊い人生を大切にして生きていきます。

それは、現世は「修行の場であると考えているからです」。

この世に生まれた時は未熟で失敗も数多くするでしょう。

でも失敗することで反省をして、同じ失敗をしないように努力するのです。

でもまた、同じ失敗をすることがあるかもしれませんが、それが修行中の、まだ愚かな人間であるからです。

そう考えれば、卑屈になることはなく、もう一度反省をして失敗しないように頑張るのです。

そのようにして年輪を重ねるたびに、人として成長して、現世を生き抜くことが出来れば、安らかな一生になると私は考えています。

私は不健康で生まれたがために、様々な経験もしましたが、人間には「自然治癒力」が存在することを知り、その力を高める方法も学び実践したことで、己の体質が変わったことを実感し今を生きています。

噓隠しなく言えば、生きてゆくには様々な問題が起きるものです。

仏教には「一切皆苦」という言葉があります。

人生は全て苦しみであるという意味ですが、「人生は苦しみだけだから、生きるに値しない」と考えるのは間違っています。

つまり、今は現世で修業中の身ですから、様々な難題を天から与えられていると考えるのが正しいのです。

難題が多ければ多いほど、天は私を鍛えようとしているんだと考えたら「嬉しく」なりませんか。

そう考えれば「悩む」ことなどなく、楽しんで難題を解決して行けばよいのです。

一回りも、二回りも成長すれば解決策は出て来るものです。

0ーリングをあなたの生活に役立てて、希望に満ちた健康な人生を送ってください。

         「田舎の実家に植えた、私の大好きな落葉松の若葉です。

         心優しき透き通った緑で、私を楽しませてくれています」

さて、健康指導家としての私の「特定検診」の結果をおみせします。

血圧は昼間計測したこと、医療機関で計測したので少し高めに出ていますが、問題ありません。

以下は私が心がけていることですが、参考にしてください。

☆基本的生活習慣を守る。

1,夜は10時には寝て朝は5時に起床する。

 成人は7時間、成長盛りは8時間が健康な睡眠です。

 8時間以上だらだら寝ると運動量が少なくなるだけでなく、命の回数券といわれている「テロメア」遺伝子が、不規則な生活習慣を記憶していて、寿命が短くなるという統計があります。

 また、5時間以下だと食欲抑制ホルモン「レプチン」が減って、食欲を増加させる「グレリンホルモン」が増えて肥満になり、糖尿病になりやすくなります。

食欲が旺盛になると食べ過ぎて、糖尿病にかかりやすくなりますが、内臓脂肪が増えるほど悪いホルモンがつくられ、「ガン」リスクも高まります。

2,便秘しないように、朝排便が出来るような習慣をつくる。

 毎日排便がないということは異常ですから、そのような方は「食生活の見直し」も必要です。

 便秘は大腸などのガンリスクが高まります。

3,口腔の手入れを怠らない生活習慣をつける。

食後は必ず歯磨きの励行をして、歯周病などを防ぐ。

近年、歯周病菌が血液に乗り臓器に炎症を起こすことが確かめられました。

ガンを防ぐためにも、歯の手入れと定期的な検査を受けましょう。

また唾液は「抗がん作用」が確かめられていますから、唾液が出るように、耳の下、顎の下、辺のマッサージも励行しましょう。

4,日本民族に合った食生活を心掛ける。

人の身体は食べるものでできています。誰でも分かる簡単なことです。

人生は長い道のりですが、悪い病にり患して、薬の服用、医者通いに費やされるのは如何に無駄なことでしょう。

一人当たりの医療費が多くなるのは60歳を過ぎるころからですが、老化が病を助長するからです。しかし、病は長年の生活環境の結果ですから、60歳以前の生活環境が大きく影響しているのです。

そのように考えられれば、早い時期から「食生活」について学び、自信をもって高齢化時代を楽しんで生きる。

そんな人生を過ごしたいものです。

※どんな食べ物を食べたら健康に良いのか、よくわからない人は、当センターの「食養講座」の受講をお勧めします。忙しい日々の中で時間をつくるのは大変でも、一生に一度6か月ほどの時間をつくることで、健康に自信を持てる食事のノウハウが得られるのですから、決して無駄ではありません。    令和4年7月吉日

髙橋健康指導センター 高橋純一

「メニエール病から起こった、こみあげる不安感の克服」

「メニエール病から起こった、こみあげる不安感の克服」

 令和3年7月31日市内から来られた由香里さん36歳は、5月頃から、耳の閉塞感・耳鳴り・めまいが酷くなり、耳鼻科を受診、メニエール病かもしれないと、薬服用を勧められ、その結果により、更なる検査をすることになると伝えられました。

薬を服用している中で、更に「胸のドキドキ感・孤立感」を感じるようになると、一人でいると不安感に襲われ、そわそわして落ち着かなくなり、一人では過ごせない状況に陥ってしまいました。

職場に行くと仲間がいるので、どうにか落ち着くのですが、家に帰るとご主人が帰宅するまでは不安感が酷くどうしようもないので、仕事が終わると幼稚園に子供を迎いにゆき、母のいる少し離れた実家で過ごす、そんな生活を2か月ほど続けます。

そのような中で知人に当センターを紹介されて来られました。

当センターの指導法は、先ず、体の歪みをチェックし、緊張している筋肉群を見つけ緩めることで、血液・リンパ循環、神経の流れを改善して「治癒力(治る力)」を高めることです。

そして過去からの体調変化や生活習慣の聞き取りをして、現在の不調原因を特定することで、不調克服の生活改善指導も併せておこなっています。

では、背後からの姿勢を見てみましょう。


7月31日の初回写真では左肩が下がっているため、首周りは左の衣服が開いています。

症状がほぼ克服した9月14日の写真では、右肩衣服が少し開いていますから、歪みはまだ残っているのです。

本年6月の写真では歪みが改善されたので、両肩周りが左右対称です。

由香里さんは平成3年7月31日から、週一の施術で9月14日まで8回の施術で上記の症状の中で、胸のドキドキ感が少し残っているのみで、一番苦しんだ不安感は消失しました。

9月19日の休みに「稲刈り」の手伝いをした後、左耳が詰まってしまいましたが、23日に施術を受けるとその場で解消しました。

尚、当日骨盤は右腸骨が少し上方変異していました。

[補足ですが、令和4年6月9日の写真を掲載しましたが、由香里さんは昨年10月以降症状は安定しましたが自分の体質を理解して、身体のメンテナンスのために月1回の施術を継続しています。]

さて、由香里さんは骨盤に変異が起きると、即内耳に問題が起きるのです。

では、令和3年7月31日の骨盤の状態を説明しましょう。

 

 

初回時の骨盤は施術前を見ると、骨盤模型の上の赤線に画板を当てると、右(右腸骨上方変異)腸骨が上がっています。

写真下は座骨に(模型の下の赤線)画板を当てると、左座骨が上がっています。

つまり、左右の骨盤が変異しているということですから、背骨が捻じれ曲がるために、肩の高さが不揃いになるのです。

施術をすると骨盤は整いますから、この状態が継続できると身体の歪みは解消されてくるのですが、骨盤が厄介なのは、骨盤が歪んだ状態で長い時間経過すると、骨盤を正しても直ぐに骨盤が歪んでしまうのです。

これは骨盤を整えている「筋肉群」が弾力を失い、硬直してしまっているからです。

この硬直が解消されるまでは、一定の間隔で施術を繰り返すことが必要なのです。

次に、由香里さんの「こみあげる不安感」の原因は何であるのか考察してみます。

由香里さんはメニエール病の特徴である「めまい・耳鳴り・耳の閉塞感」に見舞われました。

そして次第に「胸の動悸・不安感」に苛まれました。メニエール病に罹患すると体質的な違いで、不安感など不安障害を起こす人もいるのですが、医学的には原因不明と いわれています。

では、耳の働きについてみてみます。

 

 

耳の役割は音を聞き取ることが一つと、身体の平衡感覚を司って、身体の適正な姿勢を保つ働きを持っています。

音を聞き取り、その音を電気信号に変えて大脳に伝達する組織は「鼓膜・ツチ骨・アブミ骨・キヌタ骨」で音を増幅させ、リンパ液で満たされている「蝸牛」内で、更に増幅された情報として「蝸牛神経」から、大脳へ伝えられます。

平衡感覚は三半規管と前庭組織の働きで、平衡感覚を感知して延髄に伝えられ姿勢調節が行われますが、眼球の動きにも影響を与えます。

このような役割を持つ組織ですが、この組織が健全であればメニエール病の様々な症状は現れないはずです。

つまり、これらの組織の働きが低下する原因は、由香里さんと接して理解できたのですが、現代医学が見落としている「骨盤」の歪みが上半身の歪みを助長して、肩首の筋緊張により頭部への血液・リンパ液・神経伝達を障害したことから起きたのです。

その証拠に、骨盤を正し、肩・首の筋緊張を緩める施術と近赤外線を照射したことで症状は消えてしまったからです。

由香里さんは、中学・高校とテニスに没頭していたと話してくれましたが、持って生まれた骨格はしっかりしていて、肩・腕の筋肉は鍛えられていました。

そしてその後は運動らしきことはしなかったそうですが、20代初めから年に1回程は「めまい」に見舞われることがあったとのことです。

既にそのころから、徐々に体の歪みが進行し、鍛えられた上半身の筋肉群の緊張が少しずつ高まっていったのです。ストレッチなど筋肉を緩める運動など行っていれば防げたのではないかと考えます。

平衡感覚機能の低下は「めまい」を引き起こしますが、酷くなると吐き気を伴いながら、精神的にも憂うつ感が増して睡眠障害にも見舞われると、脳神経細胞は疲れて「いら立ち・動悸・そわそわ感」、そして神経が過敏になり、外界のあらゆる刺激に「息苦しさ」を感じるようになり「不安感」が常にこみ上げてくるのです。

これらの症状は薬を使うことでなく、身体の歪みを正し、筋緊張を解放させる療法を継続すれば解決できるのです。

現代医学は万能ではないことを知り、医学の世話になる病と、そうでない病の見分けを間違えると、生涯不遇な生活を送る羽目になることを、現代人は肝に銘じるべきなのです。

身体の不調でお悩みの方、私の「健康相談」を受けて、違う角度から自己の病を考えることをお勧めします。

令和4年6月下旬 髙橋健康指導センター  健康指導家 高橋純一

※「フワフワ感」に悩まされ克服した動画もご覧ください。

  https://youtu.be/xKXP0Jbr1jg 

 

メニエール病後遺症など体調不良を乗り越えた体験談

メニエール病後遺症など体調不良を乗り越えた体験談

 都内から来られた川島さん73歳は、お姉さんが三叉神経痛で当方に通われています。

お姉さんから手当の話を聞く中で、私も体調がすぐれないから、先生の指導を受けてみたいと来られました。

川島さんの病歴です。

平成15年左耳の中に「ヘルペス」ができ、併せて顔面神経も病んで、瞼が下がりセロテープで止めたり、喋りづらくなったり、顔面筋肉が思うように動かなくて苦しみました。

マッサージなどでどうにか乗り越えましたが、平成17年には左乳がんで全摘しました。

平成25年には、突然メニエール病に罹患、激しい目まいに襲われ寝ていても目まいで苦しみ、吐き気も起きて一晩じゅう吐くという経験もします。しばらく入院となり、薬などの服用でその後は小康状態を維持していましたが、昨年12月と今年1月に再発しましたが、薬を飲むことで治まりました。

しかし、平成25年に発症したメニエール病後は、後遺症なのか起床時から後頭部が重く、不快な症状は夕方まで続きます。

また、食事をすると「お腹が張る・ガスが出る」といった症状もでて、お腹が張らないように、1回の食事量を減らし、食事の回数を増やすという方法をとっていました。

また、身体が暑くなり汗が噴き出すと思えば、その後は体中が冷えて、使い捨てカイロを足の裏から体中に数枚張るという生活をしてきました。

これらの症状については、医師の診察も受け、検査もしましたが、どこにも異常がないといわれ途方に暮れていました。

仕事は現在「シルバー人材センター」で依頼された家庭を訪問して、調理やお掃除の仕事をしていましたが、今年の1月からは体調が優れないので休んでいるそうです。

では、川島さんの「身体の歪み」を見てみましょう。

   


4月18日初回の写真を見ると、正面・背面写真は「背中がかがんだ感じで、左肩が大きく下がっています」。

5月25日(施術は9回)の写真では背筋が伸びて、猫背体形が消え姿勢が改善されています。

姿勢が改善されてきたことで、朝から後頭部が重い症状、お腹が張りガスが溜まる症状が大分改善され、生活が楽なって来ていると話されました。

身体の歪みはまだ完全ではありませんが、25日の骨盤「仙腸関節」にヅレはなかったので、骨盤も落ち着いてきているという状況です。

身体が暑くなり汗が噴き出すことも、身体が冷たくなってカイロを貼りまくることもなくなったそうです。

姿勢が悪くなるのは骨盤内「仙腸関節」がヅレることで、仙骨と言う土台が傾くことから、その上に載っている「背骨」がS字状に曲がることから起きるのです。

では初回時の骨盤を見てみましょう。

 

No5は骨盤正面、No6は骨盤後面で、No1の画板はNo6の上の赤線(腸骨)に置いたものですが、右上がりの骨盤です。No2は下の赤線(座骨)に置いたものですが、左上がりになっています。

これは少し厄介ですが、腸骨は右上がりですから坐骨も右上がりになるのが当然なのですが、左上がりになっているということは、左右の仙腸関節を軸として、骨盤が左右で捻じれてしまっているからです。

しかし、「仙腸関節調整」の施術をすると、No1の腸骨がNo3のように水平に、

No2の座骨がNo4のように水平になります。

つまり、骨盤内「仙腸関節」が正されたことで骨盤の歪みが解消したからです。

参考に、No7は骨盤に歪みがないと姿勢が整っているイラストです。

No8は骨盤が歪むことで背骨など上半身が歪むイラストです。

川島さんは体質的に骨盤の歪みにより、上半身が歪み「肩・首」などの筋肉を緊張させ、頭部への血行が阻害されたことで平衡感覚を司る、耳の中の組織が異常を起こして目まいなど不快な症状に見舞われたのです。

また、骨盤の歪みは「脊髄神経」が入っている「背骨」にも波及して、捩じれや歪みを引き起こします。

背骨の脊髄神経には自律神経系と言われる生命維持に関わる中枢機能も存在しているために、川島さんが訴えた「異常な発汗・冷え・お腹の張り」などは、「循環・消化・代謝・内分泌・体温・排尿」などの機能低下が引き起こした症状なのです。

骨盤の歪みや体全体の歪みが解消されることで、これらの問題は改善に向かうのです。

川島さんは、当センターに来られた時の不快な症状を100とすれば、今は30ぐらいに下がったと話されました。

今後も定期的に通って完治したいと語っています。

令和4年5月下旬  髙橋健康指導センター

 

変形性ひざ関節痛と身動きできない「だるさ」の克服

変形膝関節痛と身動きできない「だるさ」の克服

 恵子さんは68歳、数年前から「膝関節の変形の痛み」で当指導センターで施術を受けています。

変形性膝関節症といわれる疾患は、骨盤の変異がもたらす症状ですから、骨盤を整えると、膝にかかる負担が軽減され痛みは次第に消失していきます。

しかし、恵子さんの膝の変形は体質的なものがあり、お母さんも膝が変形していたそうです。

その膝の変形のために歩く動作に不自然さが生まれ、骨盤内「仙腸関節」に負担がかかることから、骨盤が歪みやすいというハンディキャップを持っていますから、定期的に私の施術を受けています。受けることで膝の痛みは治まっています。

   

    さて、今回は膝の痛みではなく、身動きができない「怠さ」に三日前から襲われ寝ているだけの生活を送りました。

当センターの予約日になり「休もうか」と考えましたが、以前「体調の悪い時は、骨盤が歪んでいるので、どんなことをしてでも来てください」と、言われたことを思い出して来られました。

骨盤を見てください。右上がりの腸骨と座骨で、右足も大分短くなっています。  

                  

 ⅮからFは右骨盤の施術後の腸骨と座骨で、下がりましたので左側もくるっていました。GからⅠは左を施術したことで整った骨盤です。            

骨盤が歪むと背骨が曲がり捻じれが生じます。

左右の足は長さも不揃いになり、片足は下駄をはき、片足は草履を履いて動きをつくることになり、下肢と上肢の筋肉群は大変な負担を負い過緊張がおきます。

No1のイラストは、骨盤が歪むことで体の関節面に出る、様々な症状です。

NO2のイラストは、骨盤(扇の要)が歪むことで上半身(背中上部、鎖骨、肩、腕、首回り)が扇のように広い範囲に、筋肉の過緊張が起きるのです。

                              

             NO4  

 また、NO1のイラストのように骨格全体が歪むことで、関節面に痛みも発生しますが、血液循環も低下します。

特に、No3のイラストを見てください。

このイラストは体が歪んでいないイラストです。

歪んでいない身体では、No4のイラストを参考にすると、下肢の血液が「ふくらはぎ筋肉(第二の心臓)」のポンプ作用で、スムーズに心臓に戻ります。

スムーズに下肢の血液が心臓に戻ることで、心臓は頭部に血液を十分に送ることが出来るのです。

しかし、歪んだ体では下肢の血液がスムーズに心臓に戻らないため、心臓から十分な血液を脳内に送ることが出来ず、脳内はエネルギー不足に陥ります。

また、骨盤の「変異(仙腸関節亜脱臼)」により上半身に歪みが生じますが、骨盤の変異は「扇」のように、脊柱の上に行くほど大きく歪みが生じるのです。

更に、首が捻じれると、首の頚髄(首の骨の中の脊髄神経)が司る「生命維持機能」の働きが低下します。(背骨の中の脊髄にも「脳」と同じように生命維持に関与する器官が存在しています)

参考までに、No6は顔面に痛みの出る「三叉神経痛」の患者さんですが、顔が右側に僅か傾いているのが分かると思います。

その方の首のMRI画像がNo5です。

この画像は「水平画像」ですから下から撮影しています。見ると首の中が右側(縦の白線が右側に傾いている)に捻じれているのが確認できます。

この方は右側の顔面に三叉神経痛がでている方ですから、脊髄神経の右側に圧迫の力が加わり、右三叉神経に影響が出ているものと推測します。

このように身体の歪みは様々な形で、生命活動に影響を与えることが分かります。

特に、脳、又は、脊髄は生命活動の中枢ですから、働きが低下することで、各種器官の機能を協調的に調整する機構の働きが低下するのです。

調整する機構は様々ですが、簡易に説明すれば「ホメオスタシス(生体恒常性)」が乱れることです。

生体恒常性とは、身体の内部環境をある一定範囲の状態に保つことで、生命活動が滞りなくおこなわれることですから、乱れることで様々な症状が発現するのです。

恵子さんは、疲れ果てて動く力も湧かず、ただただ床にふせっていたのですが、三日ほどの経過の中で、体内ではホメオスタシスが少しずつ正常に戻って来たことで、当センターまで来る意欲が湧いてきたのです。

そして、歪んでいた骨盤を正し、全体の筋緊張を緩める施術を受けたことで、体調は直ぐに改善しました。

何かしらの病気にり患して薬などで、その病気は抑えられたが、その後体調が回復しない。

いつも調子が悪いという方は大勢おられるでしょうが、骨盤のゆがみが様々な症状を作り出すということも知ってください。

私のセンターに通っている方の多くは、No1のイラストの関節面の痛みで来られた方が多いのです。

そして、恵子さんのように関節の痛みとは違う症状が出る方もおられますが、身体を見ると、骨盤が必ず変異しています。

その変異を正すと、その症状は消えて行くのです。1回の方もいれば、それ以上の方もいますが改善するのです。

現代医学では「骨盤の変異」は診断法として存在していませんから、骨盤の変異・姿勢の歪みは、全く問題にしませんが、骨盤を正すと症状が改善、或いは治癒する事例は数限りなく存在している事実を、多くの方に知って頂きたいのです。

身体の不調でご心配の方はお気軽にご相談ください。

令和4年4月中旬 髙橋健康指導センター