身体には自分の知らない不調や病気を治す力が備わっています。
この力を発揮させるには、
第1に、「体の歪み」を正すことです。
第2に、「日本民族の食事」を実践することです。
第3に、「正しい運動法」を実践することです。
第4に、常に「感謝の気持ち」をもって生きることを身につけることです。
第5に、現代医療の実態を学ぶことです。
この条件を学びクリアーすれば、身体の不調や病気を克服することができます。 人間にとって、一番の不幸は知識がないということです。
髙橋健康指導センターでは健康を回復するノウハウを懇切丁寧に指導いたします。

センター代表の言葉 仙腸関節調整健康指導家 髙橋純一
➡ YouTube動画ご挨拶

ブログの題名と投稿日

ブログの題名と投稿日

2021年1月14日「パニック障害の克服・・身体に優しい手当」

2022年1月12日「坐骨神経痛・足底筋膜炎・膝痛の克服・体験談」

2022年1月1日「腰の痛み(神経痛)はこのような機序で完治して行きます」

2021年12月3日「骨盤正すと「耳鳴り」が消える体験談」

2021年11月18日「誰も知らない不登校の原因の一つ「不登校を克服した体験談」

2021年11月13日「精神病克服の体験談と克服できない人の違い」

2021年11月19日「股関節脱臼の痛みを乗り越える方法」

2021年11月5日「足が地につかないフワフワ歩行・動悸・不眠・食欲不振を克服」

2021年10月19日「自然療法にたどり着くまでの道程」

2021年10月14日「早ければ早いほど治りは早い」早めの施術で「膝痛」の克服

2021年9月21日「変形性膝関節症の克服体験談」

2021年9月21日「膝の痛みの原因を考察する」

2021年9月10日「椎間板ヘルニアの激痛を克服した症例」

2021年9月5日「腰痛の真の原因」

パニック障害の克服・・身体に優しい手当

「パニック障害」克服・・身体に優しい自然な手当

 平成26年11月26日「パニック障害」と診断された27歳の女性が当センターを訪れました。

 仮名「深雪さん」は東京で某新聞社の記者をしています。

仕事を始めて5年、ようやく仕事にも慣れて、日々楽しくも過激な日々を送っていました。

8月の下旬出勤途中の電車の中で、急に動悸がして息苦しくなり、意識が混濁して途中駅で電車を降りる事態に陥ったのです。身体の異変に早速総合病院を受診します。

診断名は「パニック障害」で安静と薬の服用を指示されます。

会社に診断書を提出して2か月間の療養休暇をもらいますが、薬を使用していても症状の改善がみられないことから、薬が次第に増量されるのですが、逆に様々な症状に悩まされます。

しかし、薬の副作用などの知識が皆無な深雪さんは「仕方がない」とひたすら、薬を服用しての自宅での療養生活を余儀なくされます。

しかし、療養と言っても医師から生活のQOLについて指導があるわけでなく、好き勝手な日々を過ごしていたそうです。

 

深雪さんの体調について整理してみます

*大学を卒業するまでは特別体調の悪いことはなく健康児として過ごしていた。

*通勤に片道1時間半かかり、出勤時間はゆっくりだが、午前様になることも多い。

*仕事は楽しいが疲れは感じることは多かった。

 

気になる以前からの症状

「頭痛が多く酷くなると吐き気を感じる・食欲がなくなる・首や肩こりを感じる・寝付きが悪い・便秘になる・手足、脇の下に汗をかく・目が疲れ乾燥もする・天気が悪いと怠くなる・疲れると横になりたくなる・冷え症である」

*そして8月下旬通勤電車の中で発症、精神科で「パニック障害」と診断されます。

 

処方された薬を服用してから発現した症状は薬の副作用に記載があります

先ず処方された薬剤

「抗うつ薬・・ジェイゾロフト」

「催眠鎮静薬・・マイスリー」

症状の改善がないので更に「精神安定薬・・ワイパックス」も追加されます。

 

薬を服用してから出た症状

「ふらつき・めまい・圧迫感と不眠(寝ていても緊張)・神経過敏(音に敏感)・動悸・発熱・イライラ・不安・焦燥感・倦怠感や脱力感・意欲や気力減退」

これらの症状は薬の副作用ですが、本人は知る由もなく自分の身体が悪いと思い込んでいたのです。

 10月20日より療養休暇今年一杯にて休養、実家からの連絡で長野に帰省して11月26日より当センターで健康指導を受ける。

「パニック障害」であれ、「精神障害」「自律神経失調症」であれ、必ず原因があります。

その根本原因は「身体の歪み」です。

歪みの元は「骨盤の仙腸関節の亜脱臼」です。

左右の足の長さを見ると「右仙腸関節亜脱臼」ですから、右骨盤がズレ上がっていますから右足(B)が短くなります。(Ⅾ)は調整後ですから足の長さは揃っています。

骨盤の位置に画板を当てると、これだけ右骨盤が上がっています。

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骨盤が歪むと骨盤の上に載っている背骨もS字状に歪みますから、顔も曲がり、左右の肩も不揃(C)いになります。

右足は草履、左足は下駄を履いて歩くことになります。それだけで相当疲れるでしょう。今度は身体の柔軟性を見ます。

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身体の歪みは必要以上に身体の筋肉を硬くします。(E)はもっと前に倒れなければなりません。(F)は後ろに反れません。(G)は床に手が付きません。

身体の歪みに伴い筋肉が硬くなると、血管やリンパ管、神経が圧迫されその働きが低下します。

特に、上半身の肩、首の緊張は脳内への血流を低下させ、脳の生命維持中枢が正しく機能しなくなりますから、様々な不快な症状が発現することになります。

一番は「不眠」です。仕事も午前様が多く睡眠不足が「パニック障害」の原因の一つであったのですが、薬による弊害もあります。

寝付きが悪く、熟睡ができなくなると、脳の神経細胞は疲れ果て、更なる問題を加速させるからです。

圧迫感、イライラ、不安、焦燥感、脱力感、神経過敏などは、不眠が続くと発現する症状です。

深雪さんは、薬を服用することで発現しましたから、薬は熟睡を妨げる側面を持っているということになります。

当センターの手当て法は、先ず骨盤の亜脱臼を正して、歩き易くすることです。

歩くことに必要以上のエネルギーを消費していたのでは、それだけで疲れてしまうからです。

骨盤を正すと両足はそろいます。

そして筋緊張している部分を近赤外線や太陽光線を使用して緩め、全骨格を調整する手当てを継続することで、体調は改善されてきます。

薬などは直ぐに不要となり、薬から離れると、頭がスッキリして気力が湧いてくるのです。

つまり「パニック障害」は薬で対応する病ではなく、身体の歪みをとり、筋緊張が改善されれば克服できる、単純な病なのです。

そんな単純な病に、薬に頼った手当てを受けていると、社会復帰できない身体に陥ってしまう可能性が大なのです。

深雪さんは、11月26日より12月6日まで16回の当センターの手当てを受けました。手当て3回目位から急速に様々な症状が消えていきました。

当然薬服用も中止しました。

そして完治です。

付け加えることは、並行して次の事項を指導しました。

*休養中は昼寝をすること。夜は9時には就寝すること。

 眠れないことや夜中に覚醒しても気にしないこと、体調の変化で眠れないことは           誰でもあることであるから。

*甘い菓子類を食べないこと。

 血糖値が上がるので、過食すると低血糖症になり体調が悪化する危険性があります。

また、白砂糖類が入っている菓子類は、体内のカルシウムを消耗させますから、カルシウム不足で「イライラ」感が増幅するので、こような症状に侵される人は要注意です。

*朝食は少なめ、昼、夕食は腹6分から8分にすること。

*朝昼晩、柔軟体操を15分ほどすること。体調が改善してきたら散歩などすること。

*入浴療法として、朝と夜入浴すること。冷たいシャワーを当てることも勧める。

汗をかいたら水分と塩、ビタミンCの補給をすること。

入浴は副交感神経優位でリラックス効果。冷たいシャワーは交感神経刺激で気持ちが引き締まる。

交互に繰り返すことで、自律神経失調が次第に改善されるからですが、体調を見ながら無理はしないことも付け加えました。

 

令和4年1月14日 髙橋健康指導センター  髙橋純一

※この体験談は、「当センター便り」に掲載されたものです。

坐骨神経痛・足底筋膜炎・膝痛の克服・体験談

坐骨神経痛・足底筋膜炎・膝痛の克服

 北安曇から昨年7月に来られた(仮名)一美さん69歳は、週3回のパート勤務と農作業に従事する傍ら、義母の介護もしています。

体調は、7年前に右足大腿部骨折をして入院しました。3年前からは「左足の坐骨神経痛」に悩まされ、足先まで痛みがあります。

55歳ごろから腰が悪くなり、ぎっくり腰も年に何回かは起きるそうです。

昨年の2月からは「左足足底筋膜炎」にかかり、整骨院に通っていますが未だに痛みは消えず、朝起きるとき、農作業の後は立っていられないほど足の疲れと、痛みがありますが、しばらく休むと楽になるので、仕事はしてきたそうです。

また、先月から左膝も痛くなってきて正座ができなくなり、危機感を持っていたところ、知り合いに当センターを紹介されました。

「2021年7月17日と12月1日の姿勢の比較です」

花柄の服装が7月、無地が12月1日です。歴然に12月の姿勢は改善しています。

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7/17(NO1)上の写真、腸骨右上がり、下の写真、座骨左上がりで骨盤が大きく歪んでいます。

NO2は骨盤を正した写真ですから揃っています。12/1は骨盤の歪みがありません

f:id:kenkoshido:20220112123730p:plain一美さんは家庭の都合で9月7日から、週1で私の指導を受け12月7日までに、坐骨神経痛、足底筋膜炎、膝の痛みも克服されました。

一美さんは左足に症状が出ています。

左座骨神経痛・左ひざ関節痛・左足足底筋膜炎です。

この原因は7年前に右足大腿部骨折により、右足が少し短くなっていることに問題があります。

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Aは7/17骨盤を正す前の写真です。右足が短いです。

Bは同日に骨盤を正した後の写真ですが、少し改善されていますが短いです。

Cは、12/7の写真ですが、ABに比較するとかなり改善されていますが、踵の位置が若干短く確認できます。

足の長さは左右に違いがあると、下のイラストのように、右足は草履、左足は下駄で歩くことになり、骨盤内「仙腸関節」に負担がかかりヅレやすくなりますから、日ごろから、そのハンディキャップを知って、定期的に骨盤を整えるメンテナンスが、再度、坐骨神経痛などに侵されないために必要なことです。

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また、骨盤が歪むと、仙骨(土台)の上に立っている背骨(柱)は仙骨の傾きにより動きのバランスをとるために、湾曲して上半身に歪みが生じます。f:id:kenkoshido:20220112124748g:plain

 この歪みにより、肩こりや首の張り、頸椎ヘルニア、50肩、肩甲骨周辺の痛みなどに侵される確率が高くなります。

一美さんの初回の写真を見てください。顔も曲がり、肩も不揃い、体も全体が捻じれています。当然骨盤内「仙腸関節」にヅレがあります。

このヅレが、草履と下駄の動きをつくり、下肢に常に不要な負担を与えることで、左足は疲労して様々な痛みが起きてきたのです。

12月の写真では姿勢が改善されていますから、草履と下駄の動きが解消されたことで、様々な痛みも消えたのです。

身体に起きる様々な痛みは、先ず、骨盤を正すことから始めなければ、根本から治癒することはないのです。

この原理をしっかりと認識しないと、痛みから生涯逃れられなくなります。

令和4年1月 髙橋健康指導センター  髙橋純ー

腰の痛み(神経痛)などはこのような機序で完治して行きます

「神経痛などはこのような機序で完治してゆく!」

わかりやすく説明すると「腰痛・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症・椎間板ヘルニアなど」が治るのは、「切り傷」が修復するのと同じなのです。

「切り傷」も傷が浅ければ、早く治りますが、傷口が大きければそれなりの時間が必要です。

このことは誰でも経験があるので理解できるでしょう。

腰痛などの痛みが消えるのも、治っていく原理は同じなのですが、治っていく過程が、「傷口」は目で見ることが出来ますが、腰痛などは目で見ることが出来ないので、痛みが消えるのに時間がかかると焦り、この療法では治らないのではないかと「疑心暗鬼」におちいり、あれこれと心配して「交感神経を高ぶらせ」、結果として気持ちの不安定が体調を狂わせて、治りを遅くする弊害も生まれるのです。

ですから、傷口が治癒するのと同じ原理なのだと認識できるかできないかが、治せる人と、治せない人の分かれ道となります。

では傷口の修復について、正しく理解しましょう。

皮膚を傷つけると「血」が出ます。

血の中には「血小板」という物質が入っていて傷口を血で固めます。

また、血液には「顆粒球」という白血球が入っていて、傷口から侵入する「雑菌」を排除しますから「化膿」しないのです。

健康な血液であれば、傷口の大きさにより、1週間でも元の皮膚に修復します。

傷口が大きければ1か月、2か月、それ以上かかることもありますが、時間が長引い

ても、元の皮膚に修復します。

これが「自然治癒力」の力で、赤血球が細胞に変化して新しい皮膚をつくるのです。

赤血球は「食べ物」から生まれますから、日本民族に合った食べ物を食べることで、質の良い赤血球が生まれます。

 このことが健康維持増進に大切なことですから、よくよく自覚しましょう。

皮膚の修復のみでなく、体の全ての働きにも影響するからです。

写真は、血液中の赤血球と雑菌・ウイルスなどを無害化する「マクロファージ」です。

 

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さて、次の写真をみて皮膚修復の経過をご覧ください

令和3年11月16日 誤って手をぶつけて親指を傷めました。

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親指を少し傷つけて出血していますが、直ぐに血小板が働いて止血しましたので

キズテープを張って保護しました。

11月20日 出血が止まっています。 11月23日赤い傷口が少しあります。

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11月30日傷口の赤い腫れも消えました 12月9日傷口の腫れが引いて、                が、皮膚が少し盛り上がっています。     シワも戻りました。完治です。

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切り傷は時間の経過の中で、赤血球が遺伝子情報に基づいて皮膚を修復させます。

切り傷が小さいので、若い人だともっと早く修復するでしょうが、古希を過ぎた私は20日ほどかかりました。でも綺麗に修復しました。

腰痛なども、骨盤の歪みを正し、全体の関節や筋肉を緩め、血液循環を旺盛にしてやれば、時間の経過の中で治癒するのです。

 時間がかかる人は、それだけ筋肉の柔軟性が失われて、質の悪い筋肉になっているということですが、手当てを受けることで血液循環は旺盛になって、質の悪くなった細胞を元気にしますから、後は、切り傷の大きさと同じで、弱った筋肉が元気に修復すれば痛みは終息します。

この原理が理解できれば腰痛などなど、体調の不調も克服ができるのです。

 では腰痛に絞って痛みが出る原理、治る原理をおさらいで説明します。

「腰痛の治癒」

腰痛は骨盤内「仙腸関節」の亜脱臼(ヅレ)から起こるのです。

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ヅレる原因は、腰の動きを司る、次の「脊柱起立筋(NO1)」が「使いすぎ・無理のし過ぎ」に耐えられなくなると、疲労して「萎縮」することで骨盤を引っ張るのです。

起立筋は(NO1)は「骨盤」に付着しています。

  

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 仙腸関節にヅレがなければイラスト(NO2)のように体に歪みはありません。

仙腸関節の右が亜脱臼(ヅレ)を起こすと、(NO3)のイラストように仙骨が右上がりに傾斜します。

すると、背骨が載っている土台(仙骨)が右上がりになるので、背骨は左に傾きますが、背骨はバランスをとるために肩甲骨周辺では右に湾曲して、最後はやや左に湾曲してバランスを取ります。

足の長さは右が短くなりますから、右足は「草履(ぞうり)」、左足は「下駄」を履いて歩くこととなるのです。

この状態で歩いていると、体全体に大きな負担をかけて動きをつくりますから、あちらこちらの筋肉が萎縮して硬くなり、痛みがあちらこちらに出てくるのです。

この時「仙腸関節」を的確に調整して正すと、体にかかる負担はなくなり、筋肉は次第に萎縮が改善され弾力が復活します。

しかし、仙腸関節を正す療法を直ぐに受けなかったときは、筋肉の質が時間の長短で大きく変わります。

つまり、切り傷が大きくなるか、小さいかということです。

少しでも早く、仙腸関節を的確に正す手当を受けると、傷口は小さいですから腰痛等も早く改善するということです。

 腰骨周辺の痛みは一般的に「腰痛」といいますが、原因は脊柱起立筋が疲労して萎縮することで仙腸関節がヅレ、更に脊柱起立筋に増幅して負担がかかり、筋肉の萎縮が知覚神経を圧迫して痛みが強くなります。

坐骨神経痛は仙腸関節を正す手当を受けないことで、「下駄と草履」の生活の結果2次災害として片側の足に、臀部から痛みが出ますが、状態が悪いと足先まで、痛み・痺れが出ます。

このような状態になると、切り傷の範囲が広いと同じことですから、治癒するのに数か月は時間を要します。

しかし、適切な手当を継続して受けていれば必ずよくなるのですが、治る原理が理解できない人は、途中で「匙を投げ」一生苦しむことになります。

 最後に、根本療法と対症療法について理解してください

仙腸関節調整は根本療法です。

根本療法とは、痛みの根本原因を解決するという意味です。

腰痛などは「仙腸関節」のヅレが根本原因ですから、時間を費やしても仙腸関節を引っ張らないように、骨盤周辺の筋肉を弾力ある筋肉に変えることです。

その為には、仙腸関節調整を繰り返し、繰り返し受けることで、筋肉群を緩め、仙腸関節を引っ張らない筋肉をつくることが求められます。

お二人の方の例を紹介します。

☆この方は年齢は50歳ほど、数年前までは「ボード」をやっていました。

筋肉も柔らかで柔軟性もありますが、体質的に骨盤を支える「筋肉と靭帯」が

弱いのですが、腰が痛くなっても直ぐに「仙腸関節調整」を受けると、正すと同時に痛みは全くなくなります。

上記は定期のメンテナンスです。骨盤に歪みがないので痛みもありません。

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12/2は痛みが出て手当前の写真です。

右腸骨・坐骨が上がっていますが、調整後は即痛みが消えました。

2021年11月18日と同じように、調整後は骨盤の歪みは取れましたから、ここで写真は省略します。

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正面・背面の姿勢も大きな歪みはありません。

骨盤が歪んでも直ぐに施術を受け正すので、体は歪まないのです。

このような姿勢で生活していると、内臓の疾患など、食べ物を間違えない限り体調が悪くなることはありません。

ここのところが大切なことです。

骨盤が歪みやすい体質であっても、直ぐ正すことで血液循環は旺盛ですから、体調が悪くなることがないというメリットがあります。

仙腸関節を定期的に正すことで、健康体で生きられるということです。

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☆腰痛になる方は二群に分かれます。

一群は治癒すると先ず痛みが再燃することはほぼありません。

所が、もう一群は治っても再発することが多いのですが、この場合は腰の筋肉群が体質的に弱さを持っているということです。

御多分に漏れず私も、定期的に手当てを受けないとヤバくなることがありますが、手当てを受けると直ぐ治ります。

これは仕方がないことだと思いますが、適切な手当てを受けることで問題は解決されます。

私の施術は、腰痛などの根本原因を正す施術ですから根本療法です。

根本療法のもうお一人を紹介します。

彼は高校1年生ですが、幼い時より硬式テニスをしています。

現在高校で硬式テニス部に所属して、練習や試合を毎週のように忙しい日々をおくっています。

まだ、成長過程で体の筋肉群が脆弱ですから、骨盤に負担をかけると骨盤内「仙腸関節」がヅレます。彼はヅレると直ぐに、膝痛や背中痛に見舞われますが、直ぐに私の施術を受けます。

申し上げるまでもなく、直ぐに痛みはなく成ります。

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 下の写真は調整後の写真です。後ろ側の写真を見ると歪みはありません。

仙腸関節がヅレても直ぐに正すので、体は歪んでいません。

直ぐに正すことが大切であるということです。

対症療法は、痛みだけをとる療法のことですから、痛み止めの薬剤を使う療法、また、手術で問題個所を切除する療法ですから、現代医学の療法が当てはまります。

根本原因を解決する療法でなく、その場しのぎの療法ですから、良くなっても再発を繰り返し、体全体に「歪み」が進行すると、腰痛・変形性膝関節症・背中痛・足底筋膜炎・肩こり・首の痛み・五十肩など、その人の体質の弱い部分に様々な問題が時間の経過とともに起きてきます。

国家が認めた医療ですから「単純」な人は、この療法のみが正しい治療と考えます。

しかし、私も最初はそのように認識していましたが「治らない」ので、少しづつ視野を広めて経験する中で、現代医療には「苦手」な部分も存在することを知りました。

これが現実の世の中で起きている現象です。

貴方も現代医療の「苦手」な部分を認識してください。

人生は一度限り、本物を知って健康な日々をお過ごしください。

                      髙橋健康指導センター  高橋純一

骨盤正すと「耳鳴り」が消える体験談

骨盤正すと「耳鳴り」が消える体験談

 

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私は、マラソンランナーで有名な「中山竹通選手」を搬出した、長野県北安曇郡池田町から高橋健康指導センターに通っている、坂田美奈子、51歳です。

私は平成21年から腰痛で通っていますが、この頃は調子が良いので「健康維持」の目的で月に1回のペースで、母親と一緒に通っています。

私は24歳ごろ祖母が亡くなったストレスから「突発性難聴」にかかり、左耳の聴力が右側に比し半分ほどしかありません。

耳鼻咽喉科の先生には、インフルエンザに罹り、その菌が入ったのではないかと言われましたが、私はインフルエンザに罹った記憶はなく、ただ、体調を崩して、めまいで天井がぐるぐる回り、どうしようもないほど気持ちが悪く、耳鳴りもし、過呼吸にもなりました。

点滴をして症状は暫くして治まりましたが、左耳の耳鳴りは治っていません。

その後数回「過呼吸」を経験しましたが、3年ほどしてからは起きませんでした。

 今年の7月、父親が急な病で他界し、忙しい日々を送っていると8月のお盆に、昔の症状が再燃して、良い方の耳まで「ひどい耳鳴り」が始まり、めまいや、過呼吸にもなり大変な数日間を送りました。

点滴、薬の服用で症状は治まりましたが、良い方の右耳の「ひどい耳鳴り」は治まりませんので、生活にも支障が出ていました。

センターへは、7月、8月と気忙しい日々が続いていてお休みしましたが、9月に入り日々の生活も落ち着いてきたので、通い始めました。

右耳の「耳鳴り」が治らないので、「このまま右耳の聴力も落ちたら、生活が大変になる」と悩んでいましたが、9月の先生の手当を受けると、耳鳴りが消えてしまったのです。

思い出せば、私は腰がヅレて腰痛になると、右耳に耳鳴りが酷くはないのですが起きるときがありましたが、先生の手当を受けると消えていたのです。

「やはり、私は腰を悪くする」と耳鳴りが起きるのだと、今回よくよく感じました 。

【解説】

 耳は、外界の音を電気信号に変えて大脳皮質に送り、人は音を感じます。

また、耳の中には「平衡感覚」を感じる器官もあります。

耳の奥の狭まった場所に、多くの器官が存在して、これらの機能を果たしています。

それらの器官が機能を果たすために必要な物質は「血液・リンパ液」です。

「骨盤」が歪むと、背骨もバランスをとるために、次のイラストのように、S字状か逆S字状に歪みます。

歪んだことで、鎖骨から上行する「総頚動静脈・椎骨動脈」の流れが不安定になることで、中耳から内耳に存在する器官の働きが低下して「耳鳴り・難聴」が、体質によって誘発されるのです。

骨盤が整えば、耳鳴りも消えるのです。

美奈子さんの今日の骨盤は、歪みがなく整っていますから。腸骨・坐骨の画板は水平です。

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骨盤が歪むと、足の長さも左右不揃いとなります。

イラストのように、片足は「草履」、反対は「下駄」を履いて歩くこととなりますから、骨盤周辺から下肢の筋肉は、疲労して固く弾力が無くなります。

腰痛・坐骨神経痛・脊柱管狭窄症など・膝痛・足底筋膜炎・背中痛・肩こり・首の張りも起きてきますが、体質で痛みの出る場所・症状は異なりますが、骨盤の歪みが引き起こすのです。

                     髙橋健康指導センター 高橋純一

 

 

 

  

誰も知らない不登校の原因の一つ「不登校を克服した体験談」

 もう昔になりますが、ブログなどがなかったので当センターの「便り」に掲載した体験談です。

多くの皆さんに知って頂きたいと思っていましたが、機会がなく、今般「ブログ」を開設したので掲載します。

 不登校児童生徒は2018年度では、16万人(文部科学省)を超えているそうです。原因は様々ですが、私が体験した不登校の児童は「骨盤」が大きく歪んでいたために、血液循環が悪くエネルギーが作り出せなかったために、疲れやすく、気力も出なかったのです。

 思い起こせば私も寝つきが悪く、朝が弱くて起きることが大変で、今日は休みたいと思ったことは数限りなくありました。

でも昔は、父親が怖くて「寝坊」などしているものなら、叩き起こされ「げん骨」が飛んでくるので「休みたい」など言えない環境でした。

もし現代に私が「小学生」なら、不登校をやっていたかもしれないのです。

多くの皆さんは「理解」できないでしょうが、骨盤が歪んでいると「元気」」がでないのです。

私の骨盤が幼い時から歪んでいたという「根拠」は、この世界に入って勉強して分かったことですが、こんな症状があるのです。

寝つきが悪い・朝寝坊・朝から疲れている・寝小便をする・朝食が美味しくない・

甘いものが好き・風邪が引きやすい・湿疹が出る・つまずき易い・疲れやすい・勉強も直ぐに頭が疲れてやる気にならない・胃腸が弱く下痢をしやすい・気力が弱い・変な癖がある(顎関節がおかしく感じて、口を大きく開けたくなる・イライラが出ると指をしゃぶる)・顔が傾斜している・歩き方が綺麗でない・捻挫しやすい。など、これは私の症状ですが、このような症状がある子供は、骨盤が歪んでいます。

 これから紹介する娘さんは、私の手当を少し受けただけで「元気」になり、自分から「学校に行く」と言って「不登校」を解消しました。

「こんな簡単な問題ではない」と見識者は言うかもしれませんが、「視点」を変えてみることも大切なことなのです。

不登校には、様々な問題があることは承知していますが、その内の何割かは、骨盤の歪みが原因であることは間違いがないのです。

不登校でない多くの子供さんを「手当」すると、皆帰りには「元気になった」と言うのですうのです。如何に「手当」の効果があるかということです。

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私は市内に住む渋谷と言います。 

娘は平成四年生まれで今年、小学校三年生になりました。

娘は保育園も余り喜んでいく事も無く欠席がちでした。

小学校に入学して冬休み明けから登校できなくなり三学期は全休しました。

小学校二年の新学期はゴールデンウイークまでは登校したのですが、休み明けに「ジンマシン」に罹り、その後登校が辛くなり、翌年の2月14日(バレンタインデー)まで一日も登校しませんでした。

14日以降は年度末で「お楽しみ会」などがあり、周に一回ほど登校しました。新学期三年生になり、3日間は登校しましたが、今度は風邪をひいて、その後又登校できなくなりました。

この間手をこまねいていたわけでは有りませんが、相談員の先生も「無理やり登校させて良い結果は出ない」ということなので、自分の意志で登校するまで待っていました。

私は仕事で腰を痛めて、高橋先生のセンターで今年の1月28日からお世話になっています。

先生には娘を一緒に連れて行っていますので、事情は話しました。先生は、「この仙腸関節調整法は誰もが健康になるので、娘さんも受けるといいですよ」と言うお話は伺っていましたが、直ぐには受けさせませんでした。

娘の事より、自分の腰の痛みが辛くて心の余裕が無かったのです。

四月下旬になり、私の苦しみも本当に楽になってきたので、娘にも受けさせようと考え、4月28日に初診を受けました。

娘は何時も一緒に来ても見ているだけだったので、大変喜びました。

そして5月2日に二回目を受けた後、家族旅行に行き帰って来た連休明けの、5月7日(月)から突然学校へ行くと言って行き始めました。

それからは不思議にも毎日元気に登校し始め、もう二ヵ月間一日も休んでいません。仙腸関節調整は週に一度今も受けさせていますが、土曜日に受ける調整が楽しみと言っています。

「どうして」と聞くと娘は「身体が軽くなって疲れないから」と言っています。

また、どんなに挑戦しても乗れなかった「自転車」にも3時間頑張って乗れるようになり、どんなに勧めても行かなかった「スイミング」にも自分から行くと言って行き始めました。

今は今まで出来なかったことに夢中で取り組み始めて、家族は無論、学校の先生方、1年生からお世話になった相談員の先生も驚いています。

2001年7月1日

☆その後の経過 

 たまたまその学校に、当センターの患者さんが音楽の先生をしていました。

娘さんが当センターにお母さんと来たところを見たことがあり、私に質問が有ったので事情を話したことがあります。

先生はその後、その学校から転向しましたが、ある時に、あの時の娘さんが小学校六年生になった時「生徒会長をしたそうですよ!」と、同僚の先生から聞いたと話してくれました。

「この療法に出会ったお陰で元気になったのですね。すごいことですね!」と話してくれたのです。

 

「症状改善の説明」                     

 人体の中心は「骨盤」、そして動きの要は骨盤内「仙腸関節」の働きです。

仙腸関節にズレがあれば身体は思うように動かないばかりか、身体の歪みがひどくなり、「血液循環障害」が原因で熟睡できないため、一日の疲労物質を解消できませんから、いつも疲れています。

朝は起きることも至難です。

何かやろうと思っても慢性疲労のために、体が思うように動きません。

勉強も頭にエネルギーが不足していますから、考えることが苦手となります。

周りからは「根気が無い」「集中力が無い」「意志薄弱」などと言われるかもしれませんが、体力がないので意欲が湧かないのです。

しかし、このような身体の問題があることを現代医学では診断できませんから、学校

の先生も、マスコミも学者も、多くの人はわかりません。

全くの盲点なのです。

初診時の足の長さを見てください。

右仙腸関節がズレて右骨盤が上方変異をしています。また、顔は、左に傾斜しています。右肩は下がっています。これは背骨が曲がっているからです。

                       (イラストは背中側です)

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このような身体では、滑らかな動きができませんから、動くとき多大なエネルギーを使ってしまうので、エネルギーが不足するのです。

子供は大人と違い、経験が少ないために自分の症状を、他人に伝えることがうまくで

きません。

登校拒否やいじめなどは、様々な背景がありますから一言ではくくれないでしょうが、このような事例もあることを、多くの悩んでいる皆さんに知っていただき、不登校の児童生徒の手助けになればと思っています。

また、「引きこもり」の方も現在は非常に多いのですが、このような原因もあるのです。

令和3年11月19日  髙橋健康指導センター 高橋純一

精神病克服の体験談と克服できない人の違い

 「自殺願望」「うつ病」など精神病を克服した症例を紹介します。

 気を使い過ぎたり、考え(悩み)過ぎたり、取り越し苦労といった、心の持ち方によるストレスにより精神的に行き詰まると、持って生まれた体質によっては筋肉を緊張させる「交感神経」が過剰になり、骨盤、鎖骨の関節に亜脱臼が起きます。

このため身体全体が歪み、血液循環と身体をリラックスさせる副交感神経が障害を受けるように成ると様々な症状が現れてきます。

うつ的傾向や引きこもりの疾患に陥っている方の身体を診ると、全ての方が「骨盤が歪み、肩、首、背中の筋緊張」が異常にひどく感じます。

この時点で、休養を取り、精神的緊張を和らげる事ができれば一過性の症状で治まりますが、そのようなこととは知識がなければ分かりませんから、我慢して苦悩しながら仕事や勉強などをしていると症状は悪化してゆきます。

次の写真を見てください。

この方は以前「椎間板ヘルニア」の痛みで通っていた方ですが、精神疾患を患い入院している中で、腰痛に見舞われ当センターに「外出」を願い出して、家族が連れてきました。

     

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f:id:kenkoshido:20211113120016p:plainこの方も大きく骨盤が歪んでいます。

正面、背面写真を見ると左肩が大きく下がっていますから、背骨がS字状に大きく歪んでいるということです。

骨盤を見ると右側が上がり、右足が短くなっています。

骨盤の下の写真は施術後、骨盤を正した写真です。

現代医学には「体の歪み」を診る診断法は存在していませんから、精神疾患であれば「薬物療法」が唯一の治療法です。

それでは精神疾患を克服することは至難のことと経験から感じます。

この方にも「薬だけでは乗り越えられません」と話しましたが、すでに理解する思考は存在していませんでした。

家族にも話しましたが、理解してもらえませんでした。

ここで大切なことは、精神疾患は「家族」がその気にならなければ、どうすることもできないということです。

 

お二人の精神疾患を克服した症例を紹介します。

「自殺願望を乗り越えて」

Oさん31歳は平成18年職場の配置転換により、一人の仕事から、二人一組の仕事に変わった事から、反りの合わない対人関係に悩み、また、仕事も残業が続き次第に各種症状が発現してきました。

12月頃から「めまい・立ちくらみ・体がだるい・朝起きられない・肩こり・便秘・イライラ・ヒステリー・不安感・頭痛・動悸・吐き気・胃が重い」などの症状に徐々に見舞われるように、翌年2月には「死にたい」という願望が強くなったことから、これは異常だと思い総合病院の精神科を受診して「うつ病」と診断されました。

薬は5種類を処方され服用する事で自殺願望は薄らぎますが、完全には消えませんから、不安感で薬はきちんと服用したそうです。

職場は半年間、半日勤務をお願いして療養しましたが、症状は一進一退を繰り返し20年1月には症状が悪化して1ヶ月療養休暇を取りました。

薬が強いと昼間眠くて仕事に支障が出るので、薬の量を減らしてもみたそうですが、減らすと症状が悪化するので我慢して規定量服用したそうです。

21年1月再び症状が悪化して「自殺願望」が強く出たことから会社を1ヶ月間休職します。

家族も「自殺願望」があるため母親がつききりで監視しているなかで、今回は症状の改善が芳しくなく悩んでいると、親戚から西洋医学の手当でなく、自然療法を受けてみたらどうかと、当センターを紹介されて平成21年2月17日に、母親と一緒に来られました。

Oさんの身体を診ると、骨盤と鎖骨がゆがみ、腹部、肩、首、背中が異常に緊張していました。

服用している薬は5種類ですが副作用を見てください。

*セパゾン0.5錠〔抗不安剤〕・・眠気、めまい頭痛焦燥感、健忘症、黄疸、肝機能低下、低血圧、吐き気、食欲不振、口の渇き、便秘、腹痛、腹部の不快感脱力倦怠感動悸立ちくらみ、発疹、かゆみ、浮腫、白血球減少、貧血、発汗、尿失禁、意欲減退など(まだありますが省略)

  • リスミー1錠〔催眠鎮静剤〕・・同上のほか、血圧低下、顔の浮腫み、頭重感など
  • リバロ1錠〔コレステロール阻害薬〕・・脱力感、便秘、胃部不快感、頭痛、不眠、しびれ、動悸など
  • ジェイゾロフト3錠〔向精神剤〕・・セパゾンと類似した副作用(この薬は暴力などの攻撃性が指摘されています)
  • アビリット〔向精神剤〕・・セパゾンと類似以外、月経異常、体重増加減少、腰痛、排尿障害、頻尿、呼吸困難貧血・使用に注意が必要な人・自殺願望

 

これらの薬の副作用は、Oさんが発症した時の症状と合致する物が多くあることにも驚きますが、体調不良に陥る副作用が顕著ですから、薬を長期にわたり服用していると、精神面のみならず肉体もボロボロに侵されて、本当の病人になってしまうのではないでしょうか。

Oさんは薬の副作用と同じ症状が沢山あることに驚き、徐々に薬を減らし、お母さんが付き添い、2週間連続で私の手当てを受けることで職場復帰を果たしました。

薬を止めたことで、服用中止まっていた生理(アビリットの副作用)が戻り、自殺願望が消え、起床する時、こんなにも頭の中が爽やかなことに驚いたと語ってくれました。

その後は月に2回の手当てを受けているのみで、元気に生活が出来るようになり、6月には「二年間ずっと低空飛行を続けてきたので気晴らしに」海外旅行にも行って来たそうです。

元気になったOさんに「自殺願望」について伺いました。死ぬと言う事がまったく怖くなくなるというのです。

そして「死にたい死にたい」どうやって死のうかと言う事ばかりを考えてしまうのですが、自分ではどうする事もできない精神状態になるそうです。

そして、私の手当を受けている中で「死ぬことが怖くなった」ので、治ったと感じたそうです。

精神疾患の患者さんのみならず、一晩でも眠れないと心配して、安定剤や睡眠薬を直ぐに服用する方がいますが、薬の副作用を考えれば、安易に薬に頼るのは厳禁でしょう。

二日や三日眠れなくても必ず眠れるものですから、心配は要らないのです。

どうしても解決できない時は、交感神経過剰による身体の緊張の性ですからこの療法を受ければ解決できます。

疲れが解消されれば簡単に症状は終息します。

 しかし、薬の服用で解決しようと安易に考えると、深みにはまってしまい金縛りの状況に追い込まれてしまいますから注意が必要です。

なぜならば、Oさんは2年間の薬の服用で止めた時に、禁断症状が出なかったのは幸いでした。

長期に精神疾患の薬を服用している方が薬を減らしたり止めたりした時、ふるえや痙攣発作などの禁断症状が出て、不安感から薬の服用を断ち切る勇気が出ないことが多いからです。

終わりに、

心の問題は個々に違いがあり、体質もありますから一概に言えませんが、折角与えられた人生ですから、自分を大切にする生き方をすることでしょう。

そして、ゆっくり自分に合った生き方をする事です。

勉強とか仕事が自分に合っているかを検証する事も必要です。

病気の一番の原因は「頑張りが度を過ぎた時」或いは「我慢して我慢し過ぎた時」です。

心も身体も疲れすぎてしまうという事です。

平成21年6月

 

「統合失調症」を克服

市内から通われている30歳のKさんは生理痛が強くて、大学生の時から、時々私の所に通われていました。

今年の4月2ヶ月ぶりに来られましたが、いつもの手当てをされて帰えられました。何時も口数の少ない静かな方で、体調が悪いので悩んでいるのかなと言う感触を少し持ちましたが、本人から話が無いのであえて話はしませんでした。

5月下旬こられた時には、話したい事がある感じがしたので、何か変わった事がありましたかと伺うと、少しためらいながらも「実は困っていることがありまして」と話し始めました。

話の内容は次のようなことです。

「昨年2月にNPO法人の会社に勤めたのですが、会社の運営に疑問を持ったので6月に退職をさせてもらった。

同じように疑問を持っていた社員15人も同時に止めたのですが、給料の支払いをしてくれないので、仲間と労働基準局に相談して交渉してもらい10月に給料の支払いは受けたのですが、その後、退職した会社から新しい会社を設立したので是非勤めて欲しいと言う誘いがあったとのこと。

しかし、勤める気持ちが無いと伝えても何度も何度もしつこく誘いがあり困り果てていたところ、次第に恫喝されているような感じを持ち始め、熟睡ができない精神状態になってしまった。

自分では家族に普通の話をしたつもりだが、家族は異常を感じて精神科に強制入院を2月から2ヶ月させられてしまった。

最初の1ヶ月はしつこい誘いもなくなった安堵感から夜熟睡が出来るようになったが、3月に入ると昼間は眠くて眠くて眠れるのだが、夜になると異常に眼が冴えて眠れなくなり、便秘もひどく毎日下剤を使用する様になった。身体が強張り動くのが辛い。

食欲は異常にあり体重が6kgも増加、顔もむくみがひどくなった。

体調が悪いのは薬の影響と思い医師(女医)に薬を減らしてもらうように話したが、医師は強面に「自分の病気が分かっているの!」と一向に聞き入れてはくれなかったそうです。

そこで、3月一杯で退院したい旨、両親に哀願し了解をしてもらったそうです。医師はもう1ヶ月入院を勧めたが、このままでは自分がどうなってしまうのか不安だったので、強引に退院させてもらった。

退院後「薬」は飲みたくなかったが、家族にも強く促され止める事ができない。

「自分の精神状態は正常だと思うのだが、薬を服用していると、頭もすっきりせず、身体の調子も悪く元気がでない。どうしたら良いのでしょう。」と言う話です。

私が関わった精神疾患の患者さんの特徴は、身体の筋肉が硬いということです。特に背中から肩、首の筋肉は硬直しています。精神的に悪い方ほどこの硬直が顕著なのです。

この硬直は薬を服用している期間が長い人ほど強い印象を持っています。

 

精神疾患の真の原因は「肉体的疲れと精神的疲れ」が重なった時、そして責任感が強く、仕事などをキチンと処理しないと気持ちが落ち着かない性格の人に発症する割合が多いのです。また、周囲からはおっとりとした性格や几帳面な性格と思えない人でも、内面にデリケートな面を持ち、他人の言動に「トラウマ(精神的外傷)」を受けやすい人もいます。

Kさんは几帳面な方ですが、会社の運営に問題を感じて退職した後、給料の未払い問題で精神的に疲れたところに、言葉を交わしたくないと思っていた人物から、4ヶ月間執拗に再就職を迫られて、次第に怖いと言う強迫観念にさいなまれるうちに、交感神経が過剰になり、肩、首の筋肉が緊張して、脳細胞に栄養素を送る血管が圧迫され血流障害が起き、更に、交感神経の過剰で睡眠を促す副交感神経が働かず不眠に陥り、脳細胞の疲労から取り留めの無い言動を発するようになったのです。

この時点で、恐怖心を和らげる援助と身体の緊張を改善する療法を受ければ、簡単に症状は改善したでしょうが、そのような手当て法を両親も知る由がなく、ただ驚きと困惑の中で入院させるしか道が無かったのです。

そして精神疾患の薬の副作用が本症状に変わって現れ始め体調不調に陥っていったのです。

運が良かったのは、恐怖心が2ヶ月間の入院で和み、薬の持つ異常性を本人が判断できる状態であったことから、退院ができたこと。

そして私と言う健康指導家と縁があったことで人生を滅茶苦茶にする前に解決できたのです。

 私は次のような指導をしました。

  • 両親に精神疾患について理解していただいた。
  • 身体の緊張を改善する重要性を説いた。
  • 食事の指導をした。(マクロビオティック)
  • 薬の副作用を学習してもらった。
  • 心の有り様を話し合った。

そして5月下旬から手当を始めて、6月下旬には薬を止めることが出来、次第に元気になりアルバイトも始められるようになりました。

    「服用していた薬の副作用」

  • セロクエル「統合失調症薬」不眠・ねむけ・不安・過敏症・頭痛・めまい・けいれん・健忘・興奮・幻覚などの精神神経症状・パーキンソン症候群(ふるえ、筋肉のこわばり、よだれ、歩行障害など)、アカシジア(静座不能)、ジスキネジア(構音障害、嚥下障害)ジストニア(けいれんせい性斜頚などの錐体外路症状)、貧血・白血球などの血液検査の異常・頻脈・動悸・血圧低下・高血圧・除脈・不整脈・心電図異常などの循環器系異常・肝機能検査値の異常・便秘・食欲不振か亢進・吐き気・嘔吐・腹痛・下痢などの消化器系症状・視力障害・調節障害・結膜炎・排尿障害・尿失禁・頻尿・月経異常・甲状腺疾患・高プロラクチン血症・射精障害・発疹・こうはん・かゆみなどの過敏症状・去痰困難・鼻炎・せきなどの呼吸器系症状・倦怠感・口内乾燥・発汗・発熱・体重増加・むくみ・ほてり・脱力感

* 重大な副作用・・「悪性症候群・・だんまり・強度の筋肉のこわばり、脈拍および血圧の変動・発汗・発熱」「口周部の不随運動」「高血糖・糖尿病性昏睡・糖尿病性ケトアシドーシス「肝機能障害・黄疸」「黄紋筋融解症」「けいれん」

*ジプレキサ「統合失調症薬」副作用同じ

*ワイパックス「抗不安剤」めまい・ふらつき・眠け・頭痛・不眠・複視・焦燥感・健忘症・黄疸など肝機能検査値の異常・血圧低下・動悸・立ちくらみ・口の渇き・吐き気・嘔吐・食欲不振・腹痛・腹部の不快感・便秘・下痢・発疹・かゆみ・脱力倦怠感・筋緊張低下症状・白血球減少症・貧血・発汗・むくみ・性欲減退・尿失禁・意欲減退・頻尿

* 重大な副作用・・薬物依存症・急に中止する事のより、けいれん発作/

やふるえ・不眠・不安・幻覚・妄想などの禁断症状・薬剤の違いで興奮・錯乱症状・アナフィラキシー様症状

このような薬の持つ副作用の総てを医師も薬剤師も通常では説明してくれません。悪い言い方をすれば、隠蔽していると言う事になります。

本当のことを話したら、多くの患者さんは服用を拒絶する恐れがあるからです。

精神疾患の患者さんの中には、薬の服用で体調不調に陥り、入院生活から脱する事のできない方が、全国には大勢いることが推測できます。

怖い事です。

病において、天国と地獄の分かれ道は、患者側が如何に病に対する正しい認識を持っているかということになります。

平成28年7月  高橋健康指導センター

℡ 026-224-9070